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「エーモン静音計画B」ロードノイズ低減マットは効果なし?軽自動車で効果を試してみた

これまで数々の空力チューンによってエアロ性能を向上してきた愛車「ワゴンR」は、毎日の高速道路を往復する「高速通勤燃費スペシャル」である。さらなる高みを目指すべく、私はワゴンRの「ツアラー性能」を向上させることにした。ツアラー性能向上で目指すべきものは高級セダンの持つ「静粛性」である。果たして軽自動車代表のやかましいワゴンRをどこまで静かにできるのか楽しみである。

 

ワゴンRのエアロツアラー化計画第3弾は、エーモン静音計画の「ロードノイズ低減マット」によるロードノイズ対策である。

 

実は愛車ワゴンRは「3ペダルのMT」である

 

やかましい「ロードノイズ」を静かにしたい

 

愛車ワゴンR

 

コストカットで遮音材や吸音材などはほとんど付いていない「軽自動車」

軽自動車は維持費がとにかく安くて、日本の道路事情に最も適した最高の車である。その中でもスズキのワゴンRは使い勝手の面では軽自動車トップクラスである。そんな素晴らしい軽自動車であるワゴンRも、ロードノイズなどの「静粛性」の面では高級車に大きく劣っている。立ちはだかる「コスト」のためである。

 

ワゴンRエアロツアラー化計画は、コストカットによって失われた「静粛性」を取り戻す戦いなのである。

 

前回はドア周りの「風切り音対策」を行った

前回のエアロツアラー化計画第1、2弾では、センターピラー周辺とフロントリア間のドアの隙間を埋めることで風切り音を小さくすることに成功している。
「エーモン静音計画@」風切り音低減モールでセンターピラー付近の風切り音を防げるのか?気になる効果をレビューしてみた!
「エーモン静音計画A」風切り音防止モールでドアの隙間を埋め、風切り音を防止せよ!

 

今回は「車体フロア」の静音対策によってロードノイズを低減することを目指す。

 

遮音材と吸音材をセットでフロアに取り付けすればいいはず!

 

 

「吸音」と「遮音」のダブルパンチでロードノイズを低減せよ!

ロードノイズは「音」である。さらに言えば、音は空気や車体自体の「振動」である。

 

つまり、車内を静かにしたかったら、

@振動をさせないようにする「制振」
A発生した音を吸収する「吸音」
B音を通さないように遮る「遮音」

の3つの対策を行えば良いのである。

 

まず吸音材で音を低減させ、さらに遮音材でロードノイズをシャットアウト!

エーモン静音計画のロードノイズ低減マットは、まず最初に吸音材で音を減衰・低減させ、弱くなったロードノイズを遮音材で跳ね返し、再び吸音材で吸音することでロードノイズを低減させる設計になっている。

 

今回は、発生した音を吸収する「吸音材」と発生した音を遮る「遮音材」がセットになっている「ロードノイズ低減マット」を使用することで、高速道路走行中に発生するワゴンRのやかましい「ロードノイズ」を低減させるのが目的である。

 

「ロードノイズ低減マット」の現物チェックと施工計画!

 

「ロードノイズ低減マット」は「吸音材」と「遮音材」の2層構造で、すべり止めテープも付属する

 

ずっしりとした重みがある

実際に「ロードノイズ低減マット」を袋から出してみて驚いたのは、「ずっしりとした重みがある」ということである。ゴムのような遮音材(黒)の素材は熱可塑性エラストマーで、フェルト生地のような吸音材(白)は不織布で構成されている。私が購入したのはロードノイズ低減マット(Lサイズ)であり、縦×横が48cm×130cmの大型サイズである。

 

取り付け自体は、ロードノイズ低減マットを純正マットの形状に合わせてハサミでカットし、すべり止めテープでフロアカーペットに固定するだけである。その上から純正マットを敷けばOKである。すべり止めテープの裏には両面テープが付いているので、ハサミとマーキング用のペンさえあれば施工可能である。

 

まずは運転席、助手席、後部座席の足元に計3か所

フロア全面をロードノイズ低減マットで覆うことが理想的だが、まずはどれくらい効果があるのか確かめるために、運転席・助手席、後部座席の足元に計3か所ロードノイズ低減マットを敷いてみてどれくらい効果があるのか試してみることとする。使用したのはロードノイズ低減マット(Lサイズ)を2枚で、運転席と助手席で1枚、後部座席で1枚である。

 

作業@純正マットに合わせて線を引く 

まず最初に純正マットを車体から取り出し、ロードノイズ低減マットを純正マットの形状に合わせてカットする。下の写真はロードノイズ低減マットの上に純正マットを載せてみたときの写真である。これを見ると、運転席と助手席で1枚、後部座席で1枚あれば問題ないことがわかる。

 

 

 

ロードノイズ低減マット(Lサイズ)は、運転席と助手席で1枚、後部座席1枚でOK

 

マーキング用のペンで純正マットの輪郭をなぞる

次に純正マットの形状に合わせてロードノイズ低減マットをカットするために、マーキング用のペンなどで輪郭をなぞる。私は家に転がっていた適当なマジックを使ってカットするための目印線を引いた。要はカットする位置が分かれば何でもいいのであなたの好きなもので位置決めをしてもらえばそれでよい。

 

 

 

適当なマジックでカットする位置決め

 

作業A線に合わせてロードノイズ低減マットをカット!

作業Aは、作業@で引いた線に合わせてハサミでカットするだけである。ちなみに使用するハサミは至って普通の家庭用ハサミである。実際に使用したハサミも家に適当に転がっていたハサミである。

 

  

純正マット形状にハサミでカット

 

カットできたらすべり止めテープを付ける

次は純正マット形状にカットしたロードノイズ低減マットの吸音材側に、付属のすべり止めテープを付ければ準備OKである。

 

基本的に隅にすべり止めテープを貼ればOK!

 

作業Bロードノイズを低減を純正マットの下に敷く

後はロードノイズ低減マットを純正マットの下に敷くだけである。

 

ロードノイズ低減マットを純正マットでサンドイッチ!

 

DIYの感想と作業上の注意点

これでロードノイズ低減マット装着は完了である。実際に自分でやってみた感想としては、「とても簡単」で誰でもできるな〜という感覚である。掛かった時間も30分くらいでできるので手軽なチューニングだと思う。

 

ロードノイズ低減マットを装着する上での2つ注意点があるのでメモしておく。

@ロードノイズ低減マットの向きを間違えないこと
A装着する向きに合わせてマジックで線を引くこと

 

どちらも同じことだが、ロードノイズ低減マットは吸音材(白)が床側で、遮音材(黒)がドライバー側に来るようにセットすることを気を付けて欲しい。実際に私はAの装着する向きに合わせてマジックで線を引くことで間違えてしまい、運転席と助手席のロードノイズ低減マットが左右反対になってしまった。私のような間違いを犯さないように、純正マットとロードノイズ低減マットの裏表は合わせて線を引くことを心掛けてもらいたい。そうすればミスは防げるはずである。

 

ロードノイズ低減マットを敷いた結果、静粛性は向上したのか?

 

誰でも簡単に愛車専用のロードノイズ低減マットが作れる!

 

中高音域のロードノイズが低減した!

運転席、助手席、後部座席の足元に計3か所ロードノイズ低減マットを敷いたところ、中高音域のロードノイズ低減効果を体感することができた。イメージで言うと、「サー」というロードノイズが小さくなっている効果を体感することができた。逆に、「ゴー」という低めのロードノイズに対しては特に変わりなく、ロードノイズ低減マットは中高音域のロードノイズ低減に効果があるということがわかった。

 

「ゴー」というロードノイズは、タイヤの振動がボディに伝わり、車体全体が振動してしまうことで生じる領域のロードノイズのため、エーモン静音計画のロードノイズ低減マットでは低減することは難しいと考えられる。「ゴー」というロードノイズを低減するためには、車体自体の振動を抑える「制振材」が必要である。ロードノイズ低減マットは吸音材と遮音材で構成されているため、低音のロードノイズを低減できなくても仕方ないということである。

 

低音域のロードノイズ低減については、今後「制振材」を入手して対策してみたいと思う。

 

路面の細かい凹凸によって生じる細かい振動が足に伝わらなくなった!

白いフェルトのような吸音材がプラスされたことによって、足元が「フカフカ」になって快適性がUPした。ロードノイズ低減マットを敷く前は、路面の細かい凹凸を拾っていたような感覚だったが、ロードノイズ低減マットを敷いたことによって路面の細かい凹凸を拾うことなく、細かい振動が足に伝わらなくなった。

 

一言で言うと、「高級」な乗り味になったということである。ワゴンRエアロツアラー化計画は、空力による高速道路上での燃費向上と、車内の静粛性UPによるツアラー性能向上を両立することが目的であるため、今回のロードノイズ低減マットによる静粛性UPの狙いは大成功である。


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