スポーツカーの年間維持費は意外と安い?実際にシルビアでいくら掛かっていたのか計算してみた!

 

出典:日産スカイラインGT-R(R32)

 

維持費はスポーツカー購入の最初の難関

SUVやセダン、はたまた外車や軽自動車などなど、非常に多くの選択肢から好みの車を選ぶことになるが、そこでどんな種類の車に乗ろうかなと考えるとき、まず最初に頭に浮かぶのは維持費(お金)の問題になるに違いない。

 

「保険とか税金を払わないといけないし、ガソリン代もどれくらいかかるかわからない。」
「スポーツカーだと故障が多くてメンテナンスにお金掛かりそうだし、車検も高そう。」
「学生の自分に維持できるかな?」

 

なんて漠然としたお金に関する不安が付きまとうものである。私も同じような不安があったので、実際スポーツカーに乗るとどれくらいお金が掛かるのか、私が6年10万km以上乗ってきたS15シルビア(スペックS)についてお話したいと思う。
最低限知っておきたい「スポーツカー」のこと 

 

維持費の大敵「税金」はいくら掛かる?古い車は割高料金なのがツライ!

 

出典:お金

 

自動車税(古い車は割高料金)

車を購入したあとに毎年払わなければならないのが「自動車税」である。自動車税は車を所有している限り払い続けなくてはならない税金で、ナンバーを切ってようが、故障して動かなかろうが払わなければならない。自動車税は排気量でいくら払うのかが決まっているため、車種は問わない。

排気量

13年未満

13年経過した車

1.000cc以下

29.500円

33.900円

1.000cc以上 1.500cc以下

34.500円

39.600円

1.500cc以上 2.000cc以下

39.500円

45.400円

2.000cc以上 2.500cc以下

45.000円

51.700円

2.500cc以上 3.000cc以下

51.000円

58.600円

3.000cc以上 3.500cc以下

58.000円

66.700円

3.500cc以上 4.000cc以下

66.500円

76.400円

4.000cc以上 4.500cc以下

76.500円

87.900円

4.500cc以上 6.000cc以下

88.000円

101.200円

6.000cc以上

111.000円

127.600円

 

注意:初度登録してから13年経った古い車は、15%支払う税金が増える。

個人的には、愛着を持って長く乗っているのになぜ税金が上がるのか納得できないところである。ドイツを中心とする欧州では、古い車を大切にする文化がとっくに根付いており、税金や保険料が古い車の方が安くなりる。

 

それに対して、自動車大国日本ではものを大切にする人間が損をするような仕組みになっている。壊れたら直して乗る欧州人と、まるで使い捨てのように壊れたらすぐ乗り換える日本人との考え方の違いなのであろうが、私は壊れたら直して乗り続ける方がよっぽど安くてエコだし、成熟した大人の考え方だと思う。

 

自動車重量税(古い車は割高料金)

自動車重量税も車検の度に支払う税金である。自動車重量税はナンバーを付けていない車には発生しないため、ナンバーを外した状態でガレージなどに眠らせておく分には税金が発生しない。何台車を所有していたとしても、公道を走らないサーキット専用車などは自動車重量税を納める必要はない。

 

自動車重量税は文字通り、自動車の重量によって支払う税金の額が決まる仕組みである。自動車重量税も自動車税と同様に初度登録から13年未満と13年経過、18年経過と3パターンあり、これまた古くなるほど税金が上がる。2年に1度の車検で払う自動車重量税は以下の通りである。

車両重量

13年未満

13年経過

18年経過

0.5t未満

8.200円

11.400円

12.600円

0.5〜1.0t

16.400円

22.800円

25.200円

1.0〜1.5t

24.800円

34.200円

37.800円

1.5〜2.0t

32.800円

45.600円

50.400円

2.0〜2.5t

41.000円

57.000円

63.000円

2.5〜3.0t

49.200円

68.400円

75.600円

 

以上より、私が乗っていたS15シルビア(2001年式)は排気量1.997ccの1.200kgであり、初度登録から13年以上経過しているため、自動車税45.400円、自動車重量税34.200円(17.100円/年)が掛かることがわかる。

結論:シルビアに1年間乗ると、62.500円税金が掛かる。

 

若者がスポーツカーに乗ると、保険料がバカ高くなる

 

出典:ワイルドスピード

 

若者には「信用がない」から高くなる

保険料は簡単に言うと信用の大きさです。免許取り立ての若者がいきなりスポーツカーに乗ったらどうなるかというと、かなりの確率で事故を起こし、廃車にしてしまうのである。実際私も面白すぎて、何度か自損事故を起こしています。(笑)

 

それに対して運転歴20〜30年のベテランドライバーだったら無理をしないし、運転に対する経験も豊富なため滅多に事故を起こさないだろう。

 

免許を手にしてから日が浅い新人ドライバーは事故を起こす可能性が高いため、信用がなく、保険料が高くなり、逆に事故を起こす可能性の低いベテランドライバーは信用があるため、保険料が安くなる。
 

等級という壁が若者の前に立ちはだかる

保険には等級というものがあり、等級によって保険料が決まっている。等級は1〜20まであり、数字が大きくなるほど保険料が安くなる。免許取り立ての新人ドライバーは6等級からスタートし、1年間事故などで保険を使用しなかった場合は等級が1つ上がる。

 

シルビアという車の性格上、事故率が特に高いスポーツカーで、なおかつ6等級スタートになるので、保険料はバカ高い。保険料は車種や年齢、年間の走行距離などによって大きく変わってくるため一概には言えないが、シルビアは年間20〜30万円程度が相場である。

 

車両保険も付いてないのにこの金額ですから、驚きを隠せない。若者はお金もないのに保険だけでこんなに重い負担があるなら、スポーツカーなんて乗れない!となってしまうところである。そこで、私はある作戦を取ることにした。

 

「等級引継ぎ作戦」

 

出典:ミニバン

 

名付けて「等級引継ぎ作戦」

お金のない若者のために、「同居している家族間なら等級を引き継ぐことができる」という抜け道が保険のルールには用意されている。何もバカ正直に6等級からスタートしなくても、一緒に住んでいれば親の等級が引き継げるのである!

 

私は親父の20等級を引き継ぎ、18歳にして最も保険料が安くなる状態からスタートすることができた。そのため、私が実際に払っていた保険料は5万円台で、家族のおかげでめでたくスポーツカーに乗ることができた。

 

親父はせがれの等級を引き継ぐ

親父は20等級を息子に与え、代わりに息子の6等級を引き継ぐ。免許取り立ての息子より、ベテランドライバーである親父の方が信用があるため、トータルの保険料で考えると引継ぎを行った方が、結果的に安く抑えることができる。

 

さらに、息子の車を親父のセカンドカー扱いとすることで、親父の等級を7等級からスタートすることができる「セカンドカー割引」なんて制度もあるため、賢く節約できるところは節約しよう。

 

燃費がものを言う「ガソリン代」

 

S15シルビアは意外と燃費が良い

 

ハイオクorレギュラーよりも燃費が維持費に効いてくる

ガソリン代は車の燃費と走行距離、ガソリンの単価によって計算できる。計算式は以下の通りである。

 

ガソリン代=走行距離 ÷ 燃費 ? ガソリン単価

 

実際に私がシルビアを通学に使っていたときのガソリン代を計算してみると、往復72kmの道のりを月に22日通学していたため、72km?22日=1.584kmの距離を1か月で走る計算である。

 

燃費は1年を通してあまり変わらず、12km/Lは走り、ガソリン単価をハイオクで150円/Lとすると、1か月のガソリン代は、1.584km ÷ 12km/L × 150円/L =19.800円

1か月のガソリン代は19.800円。1年で237.600円になる。

燃費がものを言うガソリン代、燃費を良くするには空力チューンで実燃費30km/Lを超えろ!がオススメである。

ハイオク車にレギュラーを入れるな!

 

シルビアの運転席

 

肉食動物には肉を、草食動物には草を与えよ!

当時ガソリン代を払っていたのは親だったため、何とかガソリン代を安くしようと単価の安いレギュラーを入れるように提案されたことがある。ハイオク仕様のシルビアにレギュラーを給油することでどれくらい安くなるか疑問に感じた私は、実際に燃費を計測し、掛かる費用を比較してみた。すると、衝撃的なことがわかったのである。

 

「安物買いの銭失い」はやめよう

ハイオクとレギュラーの単価は自宅周辺のガソリンスタンドを参考にすると、レギュラーの方が11円安い。ハイオク仕様であるシルビアにレギュラーを満タンで入れてみたところ、明らかにパワーダウンし、エンジンの微振動が増えてしまった

 

これだけでうんざりだが、燃費も1km/L下がり、11km/Lになってしまう結果に。レギュラーにしたことでパワーダウンし、その分アクセルを踏み込む量が増えたことが原因だろう。そして気になるガソリン代を計算してみたところ、さらに驚く結果になった。

 

レギュラー:1.584km ÷ 11km/? × 139円/? =20.016円
ハイオク    :1.584km ÷ 12km/L × 150円/L =19.800円

 
結果:レギュラーにすると、ハイオクよりもガソリン代が高くなる!
レギュラーにすると露骨にパワーダウンし、不快な振動も増え、ガソリン代まで高くなる。
安物買いの銭失いは気を付けなければならない。

 

故障経験・メンテナンス費用・車検

 

 

シルビアの故障は少ない

私はシルビアを毎日通学に使い、6年10万km以上乗ったことになる。シルビアで近くの峠によく走りに行ったが、あまり故障した経験はない。しいて上げるとすれば、運転席のドアが開かなくなったことと、ブレーキをダメにしたことである。

 

運転席のドアの故障は見てもらっても原因が特にわからず、直ったり再発したりを繰り返した。大体女の子とデートしているときに限ってドアが開かなくなるもんだから、困ったものである。(笑)
ブレーキは明らかに容量が足りていないため、ハードに走れば必ず壊れてしまう。
誰も知らないブレーキの話 

 

機械式LSDが入ってると、タイヤはまるで消しゴムのように擦り減る

機械式LSDを入れていたため、タイヤは1年持たなかった。機械式LSDを組むことで、リアタイヤを引き摺りながら走るためあっという間にツルツルになってしまう。およそ、フロント1回にリア2回の頻度だった。

 

オイル交換は5.000km起きに交換し、オイルエレメントは10.000kmで交換した。オイル交換は工賃込みの1.000円の激安オイルでエンジンは絶好調という素晴らしさ。(笑)

 

車検は親父の知り合いにお願いし、特に故障もなかったので、10万円でお釣りが来た。

 

結果:シルビアは意外とお金が掛からない

 

結局シルビア乗るのに年間いくら掛かるの?

 

シルビアのラストショット

 

これまで、計算したものをまとめると、

税金関係

自動車税45.400円、自動車重量税は1年換算で17.100円

 

保険料

親の等級を引き継いで、5万円台

 

ガソリン代

月19.800円、年間237.600円

 

メンテナンス費用及び車検

オイル交換は年に4回で4.000円、エレメント交換は年2回で2.000円
タイヤ代は225/45/17で1本16.000円ほど。フロント2本のリア4本の計6本で96.000円
車検は1年換算で約5万円

 

結論:シルビアで年間2万km走ると50万掛かる!

すべて合計すると502.100円である。維持費としておよそ50万円あれば、シルビアを維持できる計算になる。

 

私の場合、年間の走行距離が約2万kmで、機械式LSDのためタイヤの消耗も激しいので、維持費が高めになったが、これを年間1万kmで、タイヤは2年持つと仮定して計算すると、ガソリン代が118.800円、タイヤ代が32.000円に抑えられるため、182.800円維持費が安くなって、およそ32万円に維持費が下がる。

 

どうだろうか?この維持費が高いと思うかどうかは、あなた次第である。
最低限知っておきたい「スポーツカー」のこと 


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