スポーツカー入門にオススメな車とは?

「スポーツカーに乗ってみたい!でも今まで普通のコンパクトカーしか乗ったことないし、どんなスポーツカーを選べばいいのかわからない!」という悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。初めてスポーツカーに乗る場合、イマイチ何を重視していいのかよくわかりませんよね?今までスポーツカーに乗ったことがない人がスポーツカーを愉しむために何を重視したらいいのか、その考え方を教えます。

 

スポーツカーの定義

スポーツカーに求めるものは人によって様々だと思いますが、いつの時代も変わらない普遍的なスポーツカー像を3つ挙げてみたいと思います。

 

 

Honda NSX

かっこいい

スポーツカーにとって、格好の良さは譲れないものです。カッコ悪かったらそれはもうスポーツカーとは言えません。とにかく一目でわかるカッコよさが大事になります。ここで大事なのは、自分以外の人がどう思おうが関係ないということです。あなたがかっこいいと思えばその車はかっこいいのです。

 

所有欲を満たしてくれること

「所有欲を満たしてくれること」と書くと難しく感じるかもしれませんが、要は自分の車をふと眺めた時にニヤリとできるかどうかということです。例えば買い物でスーパーに停め、スーパーに向かって歩き出したときにふと愛車を振り返り、満足感を得られることが重要です。自分が満足できるならそれでいいのです。他人がどう思っているかなんてどうでもいいことです。

 

とにかく運転が愉しいこと

愉しく運転ができることが重要です。愉しいと感じる点が、フル加速でシートに押し付けられる瞬間なのか、普通じゃありえないスピードでコーナーを曲がっている瞬間なのかは人によります。私はヒール&トゥが完璧に決まった瞬間、何とも言えないハッピーな気持ちになります。右足かかとで吹かしたアクセルと、左足と左手のクラッチとシフト操作がピタリと合うあの瞬間、たまりませんね!共感してくれる方はいらっしゃいますか?(笑)

 

 

入門にオススメな車の特徴

 

出典:マツダ ロードスター

 

さきほど、上で私なりのスポーツカーの定義を3つ書きました。これらはすべてスポーツカーを所有し、運転するあなた自身が納得できれば構いません。大事なのは自分の心がどう感じるかです。巷にはスポーツカーの定義となると、やたら熱くなって持論を押し付けてくる人が多くいます。「4枚ドアはスポーツカーじゃない」とか「ATは違う」とか「加速が遅い車はスポーツカーとは呼べない」とか訳の分からない持論を展開してきます。これだけ多くの車が存在している今、そんなつまらない持論を語っていても仕方ありません。あなた自身が「かっこいい」「買ってよかった」「運転が愉しい」と感じたらその車はスポーツカーなんですよ。

 

ここらでスポーツカーの定義は一旦置いといて、入門用にオススメな車の特徴を書いていきます。意外に思うところもあるかもしれませんが初めてのスポーツカー選びの参考にしてください。

馬力が低いNA車

言い換えれば加速が悪く、ターボなどの過給機が付いていない車のことです。なぜ馬力が低いNA車が好ましいのか不思議に思った方もいらっしゃると思います。「ターボが付いてる方が加速も良いし、愉しいはず」と普通は考えるかもしれません。そこを敢えて馬力の低いNA車を選ぶのです。理由は2つあって、1つはアクセルを踏めるから、もう一つはコントロールしやすいからです。

アクセルを踏める

パワーのある車ってそうそうアクセルをべた踏みすることってできないんですよね。私もS15のNAからS2000に乗り換えて思ったことが正にこれです。S15のNAとS2000では実馬力が2倍ぐらい違って、S2000の方がパワーがあります。そうなるとアクセルを踏みたくても街中では前につかえてしまって思うようにアクセルを開けられません。これがストレスなんですよね。S2000を買う前に試乗はしていましたが、このストレスは実際に購入してみるまでわかりませんでした。それなので、初めてスポーツカーを乗る方には「アクセルを全開にする喜び」を味わってほしいなというのが私の願いです。

コントロールしやすい

NAの方がターボよりもコントロールしやすいです。ターボはある回転数から突然パワーが立ち上がってくるシステムなのでコントロールが難しいです。例えばコーナリングの最中に突然パワーが立ち上がったら車の挙動が乱れます。その結果、思わぬところでリアが流れたり、アンダーステアでコースアウトしたりといったことが起こるかもしれません。初めてスポーツカーに乗ろうという人が冷静に挙動の乱れに対処できるとは到底思えないので、まずはコントロールしやすいNA車から始めた方が良いと思います。ターボ車に乗るのはNA車に慣れてからでも全然遅くないと思いますよ。

 

車重が軽い

車重が軽い方がキビキビとした軽快感を味わえるのでオススメです。また、車重が軽い方が操作ミスをしたときも大事にならなくて済みます。車重が重い車だとブレーキやアクセルオンで挙動が乱れた場合、リカバリーが難しく、車が全損になるような重大な事故に繋がりやすいです。

 

前輪駆動より後輪駆動

FFだと基本的にアンダーステアの傾向ですが、FRやMRはアンダーになったりオーバーになったりFFに比べて色々な挙動を学ぶことができます。また、アクセルで車体をコントロールするという特権は後輪駆動車であるFR、MRの特権です。初めてのスポーツカーなので、いろいろ経験できる方がお得ではありませんか?

 

余計な電子制御がない

電子制御が多いと、車の挙動が乱れようとしているときに、ドライバーが対応する前に車が勝手に制御してくれます。このような車の場合、ドライバーのミスが明るみに出ないため、いつまでたっても上達しません。行き過ぎた電子制御は、まるで過保護な親と同じです。私はS15の唯一の電子制御であるABSをOFFにして走っていました。そのおかげでたくさん失敗しましたし、どういうときにどれぐらいのブレーキを掛けると挙動が乱れるとかロックするとか身をもって学ぶことができました。人間ABSもその時に自然と身に付きましたよ(笑)

 

維持費が安い

これはかなり重要なポイントです。車は持っているだけでお金が掛かります。愉しく車を走らせれば、タイヤ代にオイル代、ガソリン代などが掛かってきます。ぶつけたり故障したりすれば、修理費用も掛かってきます。ですので、消耗品が安くてパーツが豊富に用意されている車が良いかもしれません。

 

ハチロクはドライバーを育てるクルマ

 

イニシャルDより

イニシャルDで有名な「ハチロクはドライバーを育てるクルマ」という文太のセリフがありますが、AE86はなぜドライバーを育てる車なのかわかりますか?それはAE86という車が「軽量で非力なNA車」で、「余計な電子制御が存在しないFR」だからです。なにもこれはマンガの中だけでなく、実際のスポーツカー選びの重要なポイントです。

遅い車を速く走らせるには技術がいる

AE86ほどではありませんが、私も免許を取ってからS15シルビアのNAに6年間乗っていました。S15のNAは非力で軽量なFR車でNAでした。とにかくS15のNAは遅かった記憶があります。ですがその遅いS15を速く走らせようと試行錯誤しているうちに技術が磨かれてきます。そうじゃないと速い車に全くついていけないので嫌でも無駄のない走りが身に付くようになります。もし、私が最初からハイパワーなターボ車で、電子制御で武装した4WDのランエボ等に乗っていたら、車が速いので大して技術が磨かれなかったと思います。

 

まとめ

いかがでしたか?初めてのスポーツカーにぴったりな車、見つけられそうですか?
あなた自身が「かっこいい」「買ってよかった」「運転が愉しい」と感じる車で、なおかつ「軽量で非力なNA車で、電子制御の少ないFR車」を最初のスポーツカーに選べば愉しいスポーツカーライフが送れること間違いなしです。


HOME 空力チューンで実燃費30km/Lを超えろ! サルでもわかる「空力」講座 速く走るための空力チューン大特集!