冬対策!秘技「グリル塞ぎ」で空気抵抗を減らし、吸気温度を上げよ!

 

出典:プリウス

 

ハイブリッド車では有名な冬対策

プリウスなどのハイブリッド車では冬場の燃費対策として、かなり有名な「グリル塞ぎ」。今回はハイブリッド機能が付いていないMH23S型ワゴンRにて、グリル塞ぎが燃費に与える影響を調べてみることとした。

 

ハイブリッド車がグリル塞ぎをするワケ

 

出典:アクア

 

エンジンの冷却を防ぎ、燃費の低下を防ぐ

グリル塞ぎを行っている車のほとんどはプリウスやアクアなどのハイブリッド車である。ハイブリッド車とはエンジンとモーターの2つの動力源で車を走らせる車のことを言う。つまり、私のワゴンRなどの普通のエンジン車に比べてエンジンを積極的に休ませるような制御がされており、冬場の水温低下などによってハイブリッド車は燃費が下がりやすいということである。そのため走行による冷却風によって水温が低下するのを少しでも防ごうと、ハイブリッド車オーナー達はグリル塞ぎを行っているのである。

 

なぜワゴンRでグリル塞ぎをするのか

 

愛車MH23S型ワゴンR

 

空気抵抗を減らしたいから

ラジエーターやグリルなどエンジンルームに風を通過することによる空気抵抗を「通気抵抗」と呼ぶ。実はこの通気抵抗は全空気抵抗のうち、5〜10%を占めているのである。空気抵抗のほぼ90%は圧力抗力によるものだが、すでにワゴンRでは圧力抗力を減らすための空力チューンを数多行ってきた。そのため、さらなる空気抵抗低減を目指すうえで、5〜10%を占める通気抵抗を見過ごすわけにはいかないのである。そこで考えたのが「グリル塞ぎ」である。

 

グリル塞ぎをすることでエンジンルームに風を入れないようにする

あくまでもラジエーターは塞がないで、グリルのみ塞ぐことにした。というのも私が乗っているワゴンRはエンジンで走るエンジン車であり、毎日高速道路を往復する通勤車である。そのため、ラジエーターを塞ぐことによって生じる熱害でトラブルを引き起こした場合、最悪事故になってしまう恐れがある。自分でチューニングして勝手に車を壊すのは構わないが、そのせいで他人を事故に巻き込むのは避けなければならない。そういった事情も考慮し、今回はグリル塞ぎのみとした。

 

人生初の試み!フロントバンパーを外せ!

 

人生初!フロントバンパーを外す挑戦!(笑)

 

まずはフロントバンパーを外さねば!

私は今まで一度も自分でフロントバンパーを外したことがなかった。だがしかし、フロントバンパーを外さないことにはその奥に眠っているグリルにアクセスできない。仕方ないのでフロントバンパーの脱着に挑戦してみることにした。といってもいきなり一人でやるのは無謀なので、YouTubeで勉強してから行った。どうやらプラスドライバーとクリップの脱着にマイナスドライバーがあればできるらしい。ということでやってみた。

 

やればできるやんけ!

 

YouTubeのようにスムーズにはいかなかったが、なんとか外せた

 

とりあえず外すことができたが、いくつかクリップが破損してしまった。まあクリップは消耗品なので仕方ない。そのまま戻すことにしよう。(笑)フロントバンパー下のクリップを見落としていたため、危うくバンパーを破壊しそうになったので、保護者なしでいきなり一人でやるのは無謀だったかもしれない。(笑)

 

いざグリル塞ぎ実行!

 

アルミテープで簡易的に塞いでみた

 

狙いはグリル上部の吸気口を塞ぎ、ラジエーター通過後の暖かい空気を吸気させること

私がグリル塞ぎをする目的はもう一つある。それが「吸気温度の上昇」である。グリル上部の穴の先には空気を取り込むエアインテークがある。通常はそこからフレッシュな空気を取り込むためにグリル上部に穴が開いている。今回はその穴をアルミテープで塞いだ。これにより、フレッシュな冷えた空気を取り込めなくなり、その代わりにラジエーターを通過した暖かい空気を取り込むようにするのがグリル塞ぎ第2の狙いである。というのもMH23S型ワゴンRに搭載されたエンジンは、夏場になるほど燃費が上がることが知られており、5℃気温が低くなると1km/Lぐらい燃費が悪化するという報告もある。実際に私のワゴンRも気温が下がってくると、35.3km/Lを記録した時と全く同じ状態であっても燃費はそのくらい下がってしまっている。それゆえ吸気温度の低下を防ぐことができれば燃費も改善するに違いないと私は考えたのである。

 

フィーリングに変化はないが、5%燃費向上!

 

アルミテープでギラギラのグリルになった!これはこれでありかもしれない(笑)

 

作戦成功!

このところ気温の下落幅が大きいので、極力同じ条件で燃費を比較してみたところ、平均気温が0.2℃低いにも関わらず、グリル塞ぎを行った方が5%燃費が良いという結果になった。

 

暖気の時間は特に変化なし?

グリル塞ぎによってエンジンが暖まるまでの暖気時間に変化がみられるかと思ったが、正直変化はわからなかった。ストップウォッチなどで時間を測っていればわかったのかもしれないが、信号に捕まる回数も日によってバラバラなのであまり意味がないだろうと考え、時間の計測は行わなかった。

 

体感としては、乗り始めからしばらくした後の燃費が伸びる

正直なところ、高速に乗り始めの差は私には体感できなかった。だがしかし、高速に乗り始めてから15分くらい経つと、何となく車載の瞬間燃費計がグリル塞ぎ前よりも良い数字を叩き出しているように感じられた。もしかすると、グリル塞ぎによってエンジンルームの温度低下を防ぐ効果があったのかもしれない。それとともに吸気温度が上昇し、5%の燃費向上に繋がったと考えられる。逆に言うとグリル塞ぎによって通気抵抗を減らすという目的はあまり効果がなかったのかもしれない。実際ワゴンRでの高速巡航速度は70km/h前後であるため、通気抵抗自体の割合が少ないということも考えられる。希望としては1%くらい燃費向上効果があると嬉しいのだが、通気抵抗と吸気温度上昇の寄与がどれくらいなのかは何とも言えない。だが、5%燃費が向上したというのは事実である。

 

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