対向キャリパーにするメリット

 

対向キャリパーってどんなやつ?

スーパーカーやレーシングカーでよく見る対向キャリパー。
なぜ対向キャリパーが使われているのか、考えたことはありますか?

 

対向キャリパーの代名詞といえば、みんな大好きブレンボですよね。

 

出典:ブレンボ

 

真っ赤な対向キャリパーが高性能の証と言わんばかりに、世界各国のスポーツカーに純正装着されています。

 

私も真っ赤なブレンボに憧れて、S15シルビアの片押しキャリパーを赤い耐熱塗料で塗装したことがあります。まあ、ハードに走るとすぐに塗装が焼け落ちてしまって、元のシルバーに戻りましたが。(笑)
それでも、免許取りたての18、19歳だった私は、ブレンボに近づけただけで大満足だった記憶があります。

 

対向キャリパーは止まることを愉しむためにある

昔話はこの辺にして、本題の対向キャリパーのメリットについて話していきたいと思います。
対向キャリパーにするメリットってなんだと思います?

 

昔の私でしたら、かっこ良くなることって言っていたかもしれません。もちろん見た目重視で対向キャリパーにする方もたくさんいらっしゃると思います。

 

「スポーツカーに多く採用されてるんだから、走りの性能に大きく関わってくるんじゃない?」
と考えた方、正解です。

 

対向キャリパーは止まることを愉しむためのキャリパー

そのため、エコカーなどにはまず採用されません。エコドライブには全く必要ないですからね。

 

対向キャリパーの特に優れているポイントは、何といってもフィーリングです。
外側と内側のパッドがタイムラグ無しに同時にローターに押し付けられるあの瞬間、もうたまりません。
このフィーリングを味わってしまうと、もう片押しキャリパーには戻れません。

 

私は過去にS15シルビアのスペックSに乗って峠を走っていました。スペックSなのでキャリパーは当然片押しキャリパーの頼りなさそうなやつ。スペックRの対向キャリパーが羨ましかった。

 

ある日、車好きの友人を乗せ峠を下っていた時、大型トレーラーが脇道から危ないタイミングで割り込んできました。慌てて急ブレーキを踏むことで難を逃れましたが、不運にもその数十秒後に別の大型トレーラーが割り込んできました。デジャブですこの展開。

 

再び急ブレーキを掛けます。何とか止まれました。しかし、ブレーキの様子がさっきとまるで違うんですよ。軽い踏力で奥まで踏めて、なおかつ全くブレーキが効きません。その後はあまりにブレーキが効かないので、1速に入れてエンジンブレーキで下りました。もうあんな経験はしたくないです。

 

その後、ペーパーロックとパッドの炭化によって使い物にならなくなっていたので、R33タイプMのフロントブレーキ一式を純正流用しました。この辺が日産の素晴らしいところです。(笑)

 

パッドとローターが触れる瞬間がわかる

このR33タイプMのブレーキが素晴らしかった。生まれて初めての対向キャリパーは今までと全く異なるフィーリング。

 

一番感動したのはパッドとローターが触れる瞬間がわかることです。
これは本当に驚きました。片押しキャリパーだとこのパッドとローターが触れる感触って全くわかりませんでした。パッドとローターが離れる瞬間も手に取るようにわかりました。これはもう楽しくて仕方なかったです。

 

ABSもカットしていたので、ブレーキペダルのちょっとした加減で、ロックさせたりさせなかったりコントロールが本当にやりやすかった。おかげで人間ABSも習得できました。(笑)

 

片押しキャリパーの曖昧な関係から、対向キャリパーのわかりやすい関係にした方が、愛車のポテンシャルをフルに引き出せますよ。


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