「GUNMA-17」の手を借りて、チタンマフラーのクラックをTIG溶接で修理せよ!

 

TIG溶接の準備を進める「GUNMA-17」

 

自慢のアミューズ製フルチタンマフラーにクラックが…

 

リアディフューザー装着中にステー周辺の「黒いスス」を発見!

 

リアディフューザー装着中に「クラック」発見

親父の知り合いの青山さんが経営する「モーターサービス青山」にてVOLTEXのリアディフューザーを装着してもらっている最中にチタンマフラーの排気漏れが発覚した。リフトアップするためにエンジンを掛け、バックしている最中に「なんか変な音がするぞ、チタンマフラーはこんな音がするのか?」と青山さん。そして変化に気付かなかった私は「そうかもしれません」と回答。

 

いざリフトアップし、マフラーをくまなく観察していると中間タイコのステー周辺に「黒いスス」を青山さんが発見。「ほら、ここからクラックが入って排気漏れしてるよ。このままだと車検通らないぞ。」と教えてくれた。当時リアディフューザーを装着しに意気揚々としていた私はかなりのショックを受け、「あ〜どうしよう」と途方に暮れてしまった。

 

前オーナーが装着したアミューズ製R1チタンユーロWはなんと25万オーバー?

今は廃盤になってしまったアミューズのR1チタンシリーズ(2018年11月現在)のユーロWというマフラーが納車時より装備されていた私のS2000。購入前に試乗をし、S2000の奏でるレーシングサウンドが特にお気に入りだった私は、初めてのチタンマフラーに心躍らせた。しかも新品で25万以上する高価なパーツ。もちろん自分でポンと気軽に買えるような額のマフラーではない。(笑)

 

だからどうしても直したかったのである。でもチタンマフラーの修理なんかできるのかどうかもわからなかった。そこである男に相談してみることにした。

 

友人の「GUNMA-17」に直してもらおう!

 

アミューズ製フルチタンマフラーを修理する「GUNMA-17」

 

「GUNMA-17」は保育園入園前から小・中学校〜現在まで20年来の友人である。

幼少期に中耳炎になり、たまたま同じ耳鼻科に診察に連れて行ってもらったときに「GUNMA-17」と知り合ったのがきっかけである。偶然彼も中耳炎に掛かっていた。小学校時代は同じ少年野球チームで野球をしたり、私が大学生だったときにはハードロック・ヘヴィーメタルバンドを組んで、ライブハウスでライブをしたこともある。また、お互いに車好きだったこともあり、近くの榛名山に走りに行ったこともしばしば。今でも家族ぐるみの付き合いがあるのだから人生わからないものである。

 

溶接の専門学校を出ている「GUNMA-17」なら直せるかもしれない

私は一縷の望みをかけて「GUNMA-17」に聞いてみた、「チタンマフラーのクラック、溶接で直せる?」と。するとすぐに「できる」という答えが返ってきた。私は大喜びしてフルチタンマフラーの修理をお願いしたのであった。しかも溶接に使う材料代さえ払ってくれればいいよとGUNMA-17は言うのだから本当にありがたい気持ちになった。持つべきものは「友」であると感じた瞬間でもあった。

 

チタンのTIG溶接は「アルゴン」をシールドガスとして使わないと割れる

 

GUNMA-17のTIG溶接器具

 

TIG溶接ならチタンマフラーを直せるらしい

私は溶接についてはド素人であり、何の知識も持ち合わせていない。ただ持っていたのは「金属を溶かして粘度のようにくっ付ける」というイメージであった。そのため鉄と同じようにチタンも同じ要領で簡単にできるものと思い込んでいた。頼んだ手前、何も予備知識がないのは良くないのでチタンの溶接について調べてみた。すると「TIG溶接」というやり方ならできるらしいということがわかった。専門用語に「アーク、シールド、電極」などがたくさん出てきてド素人の私には理解できなかったので、細かいことは専門家の「GUNMA-17」におまかせすることにした。

 

いざやってみると全然上手くいかない?

実は「GUNMA-17」はチタンの溶接が初めてだった。どうやら溶接の専門学校では鉄やステンレスを扱うことが多く、チタンは扱ったことがないとのこと。とりあえずやってみると、パキパキと溶接したところからクラックが発生してしまうと「GUNMA-17」。実際近くで見ていた私にもチタンが割れる音が聞こえた。そこでチタンのTIG溶接について調べてみると「不活性ガスによるシールド」が必要不可欠であると書いてあった。通常アルゴンガスを流しながら行うらしい。というのもチタンは光触媒などに使われるくらい活性の高い素材であり、不活性ガスによるシールドをしないと大気中の酸素などと反応してしまい、上手く溶接できないらしい。このあたり理屈は私には理解できた。そこでアルゴンガスを流しながら再度TIG溶接をしてみることにした。

 

「GUNMA-17」のYouTubeにおまけとして出演!(笑)

 出典:GUNMA-17 「家全塗装」

 

9分20秒あたりから私とS2000が出演(笑)

チタンマフラー修理の一連の様子が「GUNMA-17」の「家全塗装」という動画に収録されている。GUNMA-17の他にもう一人黄色いiPhoneを持った男が出てくる。それが私である。(笑)

 

アルゴンガスでシールドしているのに溶接できなかったワケ

アルゴンガスを流しながらTIG溶接を行えば、チタンの不要な化学反応を抑制し、上手く溶接できるはずであった。だがそれが上手く行かないのである。理由は動画を見るとわかるので是非とも見ていただきたい。衝撃のオチに思わず笑ってしまうことであろう。(笑)

 

ありがとう「GUNMA-17」

 

フルチタンマフラー復活!

 

官能的な「ホンダミュージック」復活!

「GUNMA-17」の手によってアミューズ製フルチタンマフラーは無事復活した。排気漏れによって生じたアイドリング時の「ブーブー音」はすっかり影を潜め、VTECに入れるとあの官能的な「ホンダミュージック」が復活していた。VTECに入れた時にマフラーが共鳴して鳴るあの高周波のレーシングサウンドは、まさにチタンマフラーの音である。得も言われぬエキゾーストノートはよくできた管楽器の如く、いつまでも聴いていたいと思わせる快音である。

 

排気漏れによる「パワーダウン」もすっかり解消!

排気漏れしている自覚は全くなかったが、なんとなくパワーがないというか元気がない感じがあった。排気漏れする前は怖いくらい速かったS2000が、心なしか遅く感じられたのも事実。排気漏れが直った今、それが排気漏れによるパワーダウンであることがはっきりとわかった。実際修理後は、官能的なエキゾーストノートと共に怖いくらい速かったF20Cも息を吹き返したように絶好調になった。

 

「GUNMA-17」ありがとう!

 

頑張れ!「GUNMA-17」

 

これからも友人として、YouTuberとして頑張ってほしい。「GUNMA-17」は私の誇りである。


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