フレーム修正級のクラッシュの修理代は?S2000でクラッシュしてみてわかったこと

日光サーキットにて愛車S2000大クラッシュ!

 

人生初のサーキット走行会で派手にクラッシュ!

実は先日、人生初の「サーキット走行」を愛車S2000でした際、盛大にクラッシュしてしまった。

 

走行会とはいえ、参加台数の約半分がS2000という状況の中、持ち前の負けず嫌いを発生させ、走行会は知らず知らずのうちに「レース」になってしまった。

 

初めてサーキットの走行会に一人で参加してみてわかった3つのこと

 

その結果、公道では味わえない高Gのコーナリング中に運転操作を誤り、上の写真のように「クラッシュ」してしまったというわけである。

 

冷静に走らなければ事故ることは頭で分かっているのだが、本能で攻め込んでしまう。

 

イニシャルDの中里タイプなのかもしれない。

 

果たしてクラッシュの代償は「板金7万円コース」で済むのだろうか?(笑)

 

冗談はさておき、クラッシュしたらいくら掛かるのか、愛車は復活できるのか、不安で仕方なかった私のような人のために、私の実体験を紹介する。

 

参考にして頂ければ幸いである。

 

S2000をもっと愉しむチューニング

 

 

 

フレーム修正込みの修理見積は驚きの「210万円」

出典:タネオカ技巧

 

フレーム修正+全て新品パーツで修理すると「210万円」

私がS2000をクラッシュさせたのは栃木県宇都宮市にある「日光サーキット」である。

 

峠の魔王「アルボー」のアライメント調整で、扱いやすくて速いS2000を目指せ!でお世話になった「アルボー」主催の走行会で、長年にわたり開催されてきた走行会である。

 

私は群馬県民なので、自走で日光サーキットに向かい、6本の走行枠を無事走り終え、自走で群馬に帰る予定だった。

 

しかし、2本目に悲劇は起きてしまったわけである。

 

群馬ならまだしも、栃木だったため、積載車を頼むツテもない。

 

困り果てた私に手を差し伸べてくれたのがアルボー柴田さんである。

 

サーキット走行会を長年にわたり主催しているからであろうか、私のようにクラッシュして途方に暮れる人を何度も見てきたのだろう。

 

「うちがいつも板金をお願いしている業者に、修理を頼んでみましょうか?」

 

アルボー柴田さんはそう提案してくれた。

 

他に頼るアテもない私はその提案に二つ返事で応答した。

 

そこで、まず最初の修理見積を出してくれたのが「タネオカ技巧」という板金屋である。

 

そこの板金屋で出た最初の修理見積はなんと「210万円」だった。

 

この金額は、クラッシュした状態からバラさず、そのままの状態で出した修理見積らしい。

 

バンパーやラジエーター、足回りは壊れており、素人の私が見てもフロントのフレームが曲がっていることがはっきりとわかった。

 

フレーム修正と全て新品パーツで直してざっくりと210万円。

 

実際に修理していく中で見積金額は前後するという説明だった。

 

「210万円など払えるわけがない」

 

そう思った私はタネオカ技巧で修理してもらうのをやめることにした。

 

業者に頼んで積載車で運搬(栃木→群馬)すると約10万円掛かる!

自走不可の愛車S2000は積載車で運ぶしかない

 

サーキットから板金屋への輸送代はそのまま修理すれば無料だが、それ以外は3万円

栃木県にあるタネオカ技巧で修理してもらうことを諦めた私は、「部品取り」をすることも考え、ひとまず愛車S2000を群馬に戻すことにした。

 

そこでその旨をタネオカ技巧に伝えたところ、

 

「サーキットから板金屋への輸送代はうちで修理して頂ければ無料ですが、別のところで修理する場合はサーキットから板金屋への輸送代として3万円頂きます。」

 

とのことであった。

 

クラッシュしたままサーキットに放置していたら、根こそぎ持ってかれてしまうことを考えれば3万円は安いものである。

 

栃木→群馬への輸送も依頼した結果、さらに「9万円」掛かった

当初は、自分で積載車をレンタルしてS2000を引き取る作戦を取るつもりだった。

 

しかし、クラッシュによって4本のタイヤのうち3本は回らない状態であることを聞き、一人で積載車に積載することが不可能だと判断した。

 

そこでタネオカ技巧に群馬まで輸送してもらった場合、いくら掛かるか聞いてみたところ、「9万円」掛かるという答えが返ってきた。

 

つまり、栃木の板金屋にある愛車S2000を自分の家に輸送するだけで3万円+9万円=12万円掛かるというわけである。

 

だが他に方法がないので、私は泣く泣く12万円を自分の銀行口座から引き落とすしかなかった。

 

このときほど「やけ酒」したい気分になったことはなかった。

 

考えてみて欲しい、「鉄くずになってしまったかもしれない愛車を手元に引き取るだけで12万円も払わなければならない苦痛、寂しさを。」

 

このときばかりは「サーキットなんて行かなければ良かった」と思った。

 

そうすれば愛車S2000を失うかもしれない悲しさを味わうこともなかったし、こんな絶望感に苛まれることもなかっただろう。

 

だが大人である以上、自分がやったことの責任は自分で取らなければならない。

 

「自由には責任が伴う」のである。

 

修理見積も「セカンドオピニオン」の時代

出典:ホンダ「ボディサービスセンター」

 

やりたいことを上手く伝えられる人に直してもらう

泣く泣く12万円を払えたのにも理由がある。

 

それはシルビア時代からお世話になっている青山さんがクラッシュしたS2000を見て、

 

「フレーム修正は必要だろうけど、見た感じ210万円は絶対掛からない。中古で部品集めて直せば多分100万円掛からないで直せるよ。」

 

と言ってくれたからだ。

 

私はその言葉に一縷の望みをかけて青山さんに修理をお願いすることにした。

 

最初に210万円の修理見積を聞いたときに思ったのだが、別に全て新品で直す必要はなくて、中古でOKなパーツは多い。

 

普段からお世話になっている人だからこそ、普段の愛車への接し方やどんな風に直せればいいのかをよく話し合える。

 

ダメなところはダメとはっきり言ってくれることも信頼できる。

 

自分のやりたいことを上手く伝えられて、なおかつ信頼できる人に直して貰うのが一番安心できる。

 

100万円で修理するための戦略は青山さんとホンダボディサービスセンターの協力プレイ

青山さんは独立して「モーターサービス青山」を開業する前はホンダ関係で仕事をしていた。

 

そのため、ホンダ関係に顔が広い。

 

そんな青山さんのオススメがホンダ「ボディサービスセンター」だった。

 

文字通りホンダの看板を背負ったボディ専門の修理工場である。

 

青山さんによると、「ホンダボディサービスセンターは仕事が早くて、腕も確か。保険屋からの信頼も厚い」そうだ。

 

事故などで保険を使って鈑金修理を行うことも多く、その腕を直接利害関係がある保険屋が認めるということは本物ということなのだろう。

 

実際に青山さんも板金修理で何台か出したことがあるらしいが、「仕事が早くて正確」という印象だそうだ。

 

内部事情にも精通していて、今現在ホンダボディサービスセンターのメンバーは最高の状態で、腕のいい熟練のベテランが勢揃いで、逆に10年後が心配だそうだ。

 

若手が育っていないのが悩みらしい。

 

愛車S2000を100万円以下で復活させる戦略としては、

@青山さんが足回りを中古で集めて、とりあえず走れる状態にする。

Aホンダボディサービスセンターに持ち込み、フレーム修正、板金修理等を行う。

 

この協力プレイによって、@で7万円、Aで70万円、トータル80万円以下で直せる見通しが立った。クラッシュの板金修理も「セカンドオピニオン」の時代なんだなと思った瞬間である。

 

当初の修理見積210万円は約1/3の80万円弱になった。

 

Aの70万円はフレーム修正、凹んだ左側のフェンダーやサイドの板金塗装、新品タイプSフロントバンパー(約10万円)、エアコンコンデンサーなど足回り以外の部品、4輪アライメント調整全てが含まれた金額である。

 

ボディはメーカー指定の修理方法で直さないと、元の性能を発揮できない

出典:フレーム修正

 

自営業者の勘と経験で行う修理は遅く、元通りに直らない

210万円と80万円、なぜこれほどまでに修理費用に差が出たのだろうか。

 

フレーム修正などの板金修理について調べていく中で驚きの事実が明らかになった。

 

それは「ボディはメーカー指定の修理方法で直さないと、元の性能を発揮できない」ということである。

 

フレーム修正はクラッシュ等で本来の数値からずれたフレームを、上の写真のように引っ張って元の数値に戻す方法である。

 

実はクラッシュ等で損傷したシャーシの修理は、完成車メーカーから細かく指示されているのである。

 

なぜそんなことをするのかと言うと、適当に数値だけ合わせただけではシャーシ本来の性能が発揮できないことを完成車メーカーは熟知しているからである。

 

情報を知っているかどうかでクラッシュ後の板金修理の明暗は別れる

つまり、その情報を板金修理を行う業者が知っているかどうかが、板金修理後の愛車の走りに大きく影響するのである。

 

見た目だけ、数値だけ合っていてもダメなのである。クラッシュ前のシャーシ性能を取り戻せなければその車は「死んだも同然」なのである。

 

そう考えると、ホンダボディサービスセンターの仕事が早くて正確で信頼されている理由がよくわかる。

 

ホンダの看板を掲げる以上、完成車メーカーホンダからの修理に関する情報は徹底されており、ホンダが指定したマニュアル通りに熟練サラリーマンエンジニアが作業する。

 

その結果、勘と経験頼りの作業ではなく、マニュアルに沿って粛々とデータを見ながら修理していくため、仕事が早くて正確なのだと思う。

 

その結果、作業単価が安くできるため、大幅に安い金額で修理することが可能になったのだと考えられる。

 

逆に完成車メーカーからの修理に関する情報を持っていない自営業の板金屋は、

 

目の前の壊れた車を今まで修理してきた作業者の勘と経験に頼って修理するしかなく、

 

設備も限られており、論理的に考えて時間が掛かる。

 

さらに、修理の仕方が完成車メーカー指定のやり方と異なる可能性もあり、見た目は元通りになっていてもクラッシュ前のシャーシ性能を取り戻せない可能性も高い。

 

その結果、真っ直ぐ走らない、フィーリングがおかしいなどの苦情に繋がるというわけである。

 

その結果、ホンダボディサービスセンターでの修理に比べると、自営業者の板金修理は仕事が遅くて、仕上がりが酷くて、しかも修理費用は高いという最悪の結末になる可能性は十分ある。

 

高いお金を払って行う板金修理。ましてやフレーム修正など大掛かりになればなるほど大きくなる差。

 

愛車を復活させるためにどちらの選択肢を選ぶべきなのか、自分でよく考え、納得できる方法を選択して欲しい。

 

S2000をもっと愉しむチューニング

 

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