私がブレーキングテクニックを身に付けた方法

 

出典:愛車シルビア

 

ブレーキング勝負するために

私がNAのシルビアで速い車と勝負するにはもはや「ブレーキング」しか残されていない。そこで私は、シルビアのフロントブレーキをR33スカイラインタイプMのフロントブレーキ一式流用し、対向キャリパー化とビックローター化を行い、リアブレーキは純正キャリパーのまま社外のビックローターキットでビックローター化し、シルビアの貧弱なブレーキを強化したのであった。

 

強化したブレーキを活かすには自らのブレーキングテクニックの強化が必要不可欠なのである。そこで今回はどうやって私がブレーキングテクニックを身に付けたのかについて話してみようと思う。
さあ、ドラテクを磨こう!

 

残すは自分自身のブレーキングテクニックを強化すること

 

出典:エリーゼ

 

シルビアのブレーキ強化は行い、残るは運転技術の問題である。せっかくの良いパーツでチューニングしたとしても、それを扱う人がポンコツではせっかくのパーツが機能しない。宝の持ち腐れになってしまってはお金の無駄なので、扱う人間のレベルアップが必要である。

 

問題は「どうレベルアップすればいいのか」ということ

私がブレーキにこだわる理由でもお話したが、ブレーキングはアクセルワークやハンドリングのように普通に運転していればある程度上達するものではないのが問題である。

 

ブレーキングを上達するためには、意識すべきポイントがいくつかあり、この意識すべきポイントを頭に入れておかないと、上達は望めない。言うならば”コツ”みたいなものなので、コツが掴めるまでは意識しながら運転して頂きたい。

 

筋トレと一緒

 

出典:ロッキー

 

ただやみくもに頑張ればいいわけではない

筋トレを真面目にしたことがある人ならわかると思うが、ただやみくもに一生懸命やれば理想の体になれる!なんて甘いものではないのはご存知であろう。

 

例えば、胸筋を鍛えるだけでも腕立て伏せやベンチプレス、ディップスなどなど様々な鍛え方があり、それぞれの鍛え方の中にも注意するポイントや意識するポイントが必ずあって、それを無視してがむしゃらにやってもイマイチ効果が出ない。

 

それに加えて食事も、たんぱく質を多めに取ったり、筋肉に良い野菜を中心に食べたりなど、理想の体になるための近道を先人達は知っている。

 

ブレーキングテクニックも全く一緒

あなたがブレーキングテクニックを身に付けたいと思って、闇雲にがむしゃらに練習しても上達は遅い。筋トレと同じで、上達の近道は必ずあるのである。

 

私も早くブレーキングが上手くなりたくて、雑誌やネット、動画などでプロのレーシングドライバーの解説を聞いたり見たりして、イメージを膨らませ、あとはひたすらシルビアに乗りながら練習することで身に付けた。

 

特別な練習は必要ない

 

出典:ミニ

 

普段の運転で十分練習できる

ブレーキングは普通にボケっと運転しながら身に付くものではないが、わざわざ特別な練習が必要かというと、そうでもない。ブレーキングは普通の街乗りで十分練習できる。実際私自身が特別な練習をしていたわけではなく、日々の運転におけるブレーキ操作をとことん意識してコツを掴んだだけなのである。

 

一度コツを掴めばあとは実践あるのみで、走る中で応用していけばどんどん感性が磨かれていきます。私が街乗りの運転で何を意識していたのかをすべて洗いざらいお話するので、あなたも意識して運転することで間違いなくブレーキングが上達すると思う。そうして身に付けたブレーキングテクニックはあなたの武器になるに違いない。

 

意識すべきポイントはたった3つだけ

 

出典:レーシングカー

 

街乗りでブレーキングを上達するために意識するポイントはたったの3つだけ


「えっ、たった3つだけなの?」

そう思う方もいるかもしれないが、本当にたったの3つだけである。だがこの3つのポイントにブレーキングの難しさ、奥深さが凝縮されている。それでは一つずつ見ていこう。

 

@ブレーキ踏力は最初が最も強く、徐々に弱く

ブレーキペダルを踏み込む強さのことを、一般的に踏力(とうりょく)と言うが、ブレーキ踏力は最初が最も強く、その後徐々に弱めていくのがブレーキングの最も基本的なポイントである。

 

これは教習所では教えてくれないので知らないドライバーも多いのだが、ブレーキの途中でブレーキを踏み足すのは危険なのである。もちろん街中を法定速度で走っているような場面では、ブレーキの途中でブレーキを踏み足したところで何も起きないし、何も危なくない。

 

だが、サーキットを200km/h、300km/hで限界ギリギリで走っている場合では、街中のスピードレンジでは何も起きなかった操作が、サーキットのスピードレンジでは命とりになることが多々あるのである。車はスピードレンジが高速になればなるほど不安定になってくることを理解することが重要である。

 

実際私もスピードレンジが高い場面で雑なブレーキ操作をして怖い思いをしたことが何度もある。ブレーキの途中でブレーキを踏み足すことは間違いなく車の挙動を乱す方向に働くため、普段の運転から意識してブレーキングしなければならない。

 

A減速度(減速G)は一定に

これは@のブレーキペダルを踏み足すなってことに非常に似ている。赤信号で止まるとき、あなたはいつもどんな風に止まっているだろうか?

 

「最初は弱めにブレーキを掛けて、止まる直前になったら強くブレーキを掛けて止まってるよ。」
こんな風にブレーキを掛けている方がほとんどではないだろうか?実はこれ、「間違い」である。

 

ブレーキングの基本は減速度(減速G)を一定にすることである。他にも最初ブレーキを強く掛けて減速して、その後一気にブレーキを緩めて、最後止まるときにまた強くブレーキを掛ける人がいるが、これは最悪である。一番良くないブレーキングといっても過言ではありません。

 

このブレーキングが良くない点がわかるだろうか?最初に強いブレーキを掛けることで、フロントに荷重移動するのは素速いコーナリングには不可欠で問題ない。しかし、そのあとなぜかブレーキを一気に緩めてしまう。

 

この操作でせっかくフロントに移動していた荷重が元に戻ってしまうのである。そして最後再びブレーキを強く掛けて減速するのだが、一度ブレーキを掛けて減速しているため、最後のブレーキではスピードが足らず十分なフロントへの荷重移動を作り出すことができない。

 

その結果、コーナリングスピードが落ちてしまうのである。

 

B停止するときに余計な荷重移動をさせない

赤信号で完全に停止するとき、助手席の人の頭が揺れないように意識して止まっている人がどれだけいるだろうか?私の知る限りでは、出来ている人はほぼいない。

 

助手席の人の頭の揺れは、荷重移動を目で見れる分かりやすい例である。ブレーキの掛け始めは頭が前に行くのは自然なことだが、止まるときに助手席の人の頭がシートに振り返されるような止まり方はアウトである。

 

どう応用すればいいのか?

 

出典:911

 

ブレーキでできること

ここまで読まれた方はもしかしたら分かったんじゃないかと思うが、ブレーキングテクニックに共通する考え方は「荷重移動をコントロールすること」である。そしてこの荷重移動を無駄な動きがなく、スムーズに行うことが何より重要なのである。

 

意識すべき3つのポイントをどう応用していくか、ということになりますが、それは既に答えが出ています。
ブレーキは単純に「止まる」ためだけに使うわけではありません。ブレーキは「曲がる」ためにも使います。@ABはそのための練習です。

@ブレーキ踏力は最初が最も強く、徐々に弱く

「止まる」ためのブレーキの訓練。

 

A減速度(減速G)は一定に

「止まる」ブレーキから「曲がる」ブレーキへの過渡域の訓練。

 

B停止するときに余計な荷重移動をさせない

荷重を移動させずに、ブレーキをリリースする訓練。「曲がる」ためのブレーキにつながる。

 

まとめ

 

出典:無限

 

@でガツンと初期制動でしっかり減速し、Bでハンドルを切り込んでいくので荷重を移動させないようにブレーキをリリースしていく。Aはブレーキを踏んでから離すまでの橋渡し的な役割で、この一連の操作をスムーズに行うことが重要である。

 

日ごろから@ABを意識して練習することで、必ずスムーズなブレーキングをマスターするコツを掴むことができるはずである。そうすれば格上の車と勝負することも十分可能なので、ぜひ練習してモノにしてほしい。

 

さあ、ドラテクを磨こう! 

 


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