スポーツカーを愉しむ | 空力による燃費向上実践記や速く走るための空力理論など

スーパーカーの代名詞「リトラ」のデザインを愉しみたい人向けのスポーツカーとは?

 

出典:ユーノスロードスター

 

スーパーカーの代名詞だった「リトラ」

「リトラ」はリトラクタブル・ヘッドライトの略である。今は衝突安全などの法規制により、「リトラ」でデザインされた新車を街で見かけることは完全になくなった。

 

令和となった時代では考えられないが、昭和や平成の初期ではリトラといえばスーパーカーの代名詞であった。赤い跳ね馬「フェラーリ」はリトラばっかりだったことがスーパーカー=リトラという方程式が出来上がっていったのかもしれない。

 

今回はそんな「リトラ」をアイデンティティーに持つ「平成のスポーツカー」について話してみることとする。
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平成生まれの和製スーパーカー「NSX」

 

出典:NSX

 

圧倒的に低い車高+リトラ=スーパーカー

NSXを実際に目にしたことのある人ならわかる、絶対的な「低さ」が脳裏に焼き付いて離れない。VIPカーのように高級セダンをベタベタに車高を下げたものとは違い、その低さは絶対的である。

 

上の画像のように横から見てもNSXのオーラはスーパーカーのそれである。それに今はもう作れない「リトラ」と呼ばれるリトラクタブルヘッドライトもスーパーカーの特徴であった。とにかくかっこいいNSX、派手なエアロを付けたりせずにシンプルに乗りこなしたいところである。

 

オールアルミボディ+MR+V6のVTECエンジン=唯一無二

NSXの特徴はオールアルミボディであろう。普通車は鉄をメインに車体の骨格を作っている。それに対してNSXは鉄の1/3の比重のアルミで作られているのである。アルミボディで剛性や強度を出すのに相当苦労したらしく、単純に1/3の車重にはならなかった。(当たり前か(笑))

 

それでも1200kg台に抑えられたNSXタイプRは、今ではとても手に入れられるような値段では売られていないし、そもそも中古車市場に出回ることがない。もはや「国宝」レベルと言っても過言ではないだろう。

 

そんなNSXの最大の売りは「走り」である。フェラーリがNSXを超える快音を響かせられず、V6を諦めてV8やV12エンジンを開発したなんて噂を聞いたことがあるかもしれない。NSXに搭載されたV6エンジンもまた、「VTEC」であり、エンジン屋ホンダの面目躍如といったところであろう。

 

今でこそ「280馬力」は平凡だが、そのドライバビリティーは今でも色褪せない。足の裏にくっ付いたかのようなアクセルレスポンス、背中から聞こえるVTECの官能的なサウンド、意のままに操ることができる運動性能の高さは、多くのレーシングドライバーを夢中にさせたことは想像に難くない。

 

伝説のF1ドライバー「アイルトン・セナ」もNSXの開発に関わっていたというのだから、その価値はもはや庶民の手には届かない車になってしまった。だが、それだからこそ、一度自分の手足でNSXを走らせてみたいものだ。

 

世界で最も美しい車100選に選ばれた「RX-7 FD3S」

 

出典:RX-7

 

ロータリーゆえの低いボンネットと曲線美がステキ

RX-7といえばやはり「ロータリーエンジン」である。ルマン24hを制した孤高の「ロータリー」エンジンの魅力とは?で示したようにロータリーエンジンのフィーリングやサウンドはもちろん魅力的である。

 

RX-7はロータリーエンジンをターボで過給した、通称「ロータリーロケット」である。ロータリーとターボの相性は抜群らしく、ブーストが掛かり始めると物凄い加速Gで、バケットシートに体が押し付けられるのである。あの高橋兄弟もRX-7の虜である。

 

国産最速クラスのコーナリングスピード

同じコーナリングマシンであるS2000に乗る私は認めたくはないが、ロータリーエンジンを搭載したRX-7は国産最速クラスのコーナリングマシンである。これはロータリーエンジンによる恩恵が大きいと私は思う。ロータリーエンジンはハイパワーでありながらも「軽量コンパクト」であり、最も重いエンジンを車体のより中心に低く置けるという特徴がある。

 

マスの集中化はヨーを低減させ、コーナリングスピードを向上させる効果がある。わかりやすくいうと、フィギュアスケートのジャンプやスピンでは必ず手を体に近づけて行っている。つまり重量物である手を回転の中心側に近づけることで回転スピードを上げているのである。これと同じことがマスの集中化で可能になる。

 

またコンパクトゆえに極力低い位置にエンジンを置けるため、車体の重心を下げる効果があり、コーナリング中のロールを少なくする効果がある。スポーツカーにとって軽量コンパクトなエンジンは利点が大きいのである。
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今ではドリフトで大人気「180SX」

 

出典:180SX

 

あのピニンファリーナも一目置いたというデザイン

完全ノーマルの180SXは今の感覚だとイマイチだが、ちょっと弄ると途端にかっこよくなるから驚きだ。なんと180SXのデザインはフェラーリのデザイナーとして有名なあの「ピニンファリーナ」も一目置いていたようである。やはり元々のデザインが良いから「お化粧」もよく映えるというものだろう。

 

リトラがかっこいいのはもちろん、ルーフからリアに流れるラインは個人的にかなり好みである。空力的にも優れていそうな形状で、空力マニアとしても気になる存在である。

 

SR20DETはブーストアップで300馬力、タービン交換で400馬力も狙える

SR20DETはターボエンジンであることから、簡単にパワーアップ可能である。マフラーを抜けの良い社外マフラーに交換するだけで簡単にパワーアップするし、マフラー交換に加えてエキマニやエアクリ、インタークーラーなどの吸排気チューンに現車合わせのコンピューターチューンをする「ブーストアップ仕様」でも300馬力が見えてくる。

 

さらに、タービン自体を交換すれば350〜400馬力も可能であり、排気量UPをしてさらに大きなタービンに交換すれば500馬力も夢ではない

 

流石にこのレベルまでパワーが必要だとは思わないが、SR20DETはそれくらいのポテンシャルを持った戦闘力の高いエンジンである。これがアルミブロックで軽量なのだから、軽量でハイパワーなSR20DETを搭載した180SXがドリフト愛好家に重宝される理由がよくわかるだろう。

 

このエンジンに素直でコントロール性の高いFRの組み合わせは個人的にオススメである。
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フェラーリそっくりだけどかっこいい「MR2」

 

出典:MR2

 

プアマンズ・フェラーリと呼ばれていたことも

個人的に結構好きな車である「MR2」は見た目がフェラーリに似ていると思う。その姿から「プアマンズ・フェラーリ」と呼ばれることもあるが、個人的にかなりかっこいいと思う。

 

令和となった今では、ドライバーの後ろにエンジンがある「MR」という車は希少である。それに加え、程よいサイズ感のスポーツカーは国産では手に入らないし、ポルシェ・ケイマンやロータス・エキシージ等の高級スポーツカーしかない。

 

そんな今、こなれた値段でそこそこのMRスポーツカーに乗れるのはなかなか貴重だと思う。

 

MR2はピーキーで運転が難しい?

特に初期型のMR2のターボは運転が難しいと評判だった。プロドライバーでも手を焼くほどに尖った走りは、日ごろからMR車の挙動に慣れ親しんでいる者しかコントロールできないほどだったという。

 

こんなMR2も熟成を重ねていくほどにピーキーさは影を潜め、乗りやすい車になったようだ。この流れはS2000と同じで、鋭すぎる車はどんどん「牙」を抜かれ、丸くなっていくということであろう。MR2はターボとNAが用意されているが、特にオススメなのはNAモデルだそうだ。

 

エンジンパワーとシャーシのバランスが秀逸で、めちゃめちゃ良い車だと言われている。速さはターボモデルだが、バランスのとれたマシンの愉しさはそれを凌駕するだろうし、NAモデルの方がオススメだ。

 

 映画カーズに出ていた初代「ロードスター」

 

出典:ロードスター

 

パッチリおめめがとってもキュート!

今や4代目となったロードスターだが、初代ロードスター(NA型)は唯一の「リトラ」を採用している。個人的にはすごくキュートで可愛らしい車だと思う。映画カーズにも赤い初代ロードスターが出ていたし、その愛らしいデザインは若い女性にも人気である。

 

ロードスターはMTオンリーの硬派なスポーツカーと違い、ATも用意され、老若男女問わず誰でも気軽にオープンエアーを愉しめる間口の広いスポーツカーである。この辺は私が所有するS2000とは大違いだ。
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扱いやすいエンジンはあえて「普通」のエンジン

ロードスターは速さを競うようなタイプのスポーツカーではない。誰もが気軽に運転を愉しめるように設計されている。そのためエンジンも特に目立つものではなく、至って普通なのである。

 

それがロードスターという車にとても合っていて、今では4代目となるNDロードスターにも脈々と受け継がれている。さすが世界で最も売れているオープンカーである。
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番外編 土屋圭一が愛してやまない「AE86」

 

出典:土屋圭一

 

昭和生まれの大衆車は今なお愛されている

今でこそアニメ「頭文字D」や土屋圭一の影響で「86」ことAE86は、昭和生まれの旧車としては絶大な人気を誇っている。実はAE86が生産されていた頃、ほとんど「ゴミ同然」の値段で中古車市場に出回っていたという。当時は今と違ってFR+MTの組み合わせが「主流」だったため、AE86はよくある車だったのである。

 

AE86は「カローラ」であり、トヨタの大衆車である。時が経ち、軽量、FR、MTを満たす車が少なくなってきた頃にAE86の価値が再認識されてきたようである。それに加えてアニメ「頭文字D」での爆発的な人気で、令和となった今でも頭文字Dの舞台「榛名山」では豆腐屋仕様のパンダトレノが何台も走っている。

 

簡単な造りのAE86は単純なためか、ちょっとしたセッティングで走りが良くなったり悪くなったりするようだ。この辺も長い間ファンに愛されてきた理由なのかもしれない。

 

まとめ

 

出典:180SX

 

ウインクもお手のもの

もう新車で手に入れることはできなくなってしまった「リトラ」だが、中古車ではまだまだ手に入れることができる。これから先どんどん値上がりするとともに、状態の良い車両はどんどん減っていってしまうだろう。

 

今手に入れなくてはもう手に入らなくなってしまう希少な車、それが「リトラ」なスポーツカーである。実はAE86以外は実際私が欲しかったスポーツカーでもある。(笑)

 

もしS2000から乗りかえるとしたら、NSXかRX-7に乗ってみたいものである。

 

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