S2000の故障個所はリア周りに集中?原因はリアブレーキにあった!

 

出典:S2000

 

VTEC+FR+オープン=S2000

S2000といえば1999年にデビューしたホンダのFRである。ホンダファン待望のVTEC+FRという組み合わせは現状S2000しかなく、その走りはピュアスポーツそのものである。
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そのため、私のような走り好きにはたまらない車であり、実際私の愛車でもある。そこで今回は、これからS2000の購入を考えている人のために、S2000はどこが故障しやすいのか、どのように対策しているかを説明していきたいと思う。

 

S2000をもっと愉しむチューニング 

 

実はS2000は故障に対して「優等生」

 

愛車S2000

 

豪華な専用設計のオンパレードで故障は少ない

あらかじめ言っておくが、S2000は他のスポーツカーに比べて故障自体は少ない。その少ない故障の大部分が「リア」周りに集中してしまっているということなので、勘違いしないでほしい。

 

人によってはS2000は故障が少なすぎて愛着が湧かないなどと言う人もいるくらいであり、故障頻度でいえば極めて「優等生」なのである。基本的にS2000は壊れにくいスポーツカーなのである。

 

では、どこがS2000のアキレス腱になっているのだろうか?

 

 S2000はデフやハブ、ドライブシャフトなどの故障が多い

 

出典:manaboon

 

リアばっかり壊れるS2000

S2000の故障個所は「リア」に集中しているのが現状である。主にデフやハブ、ドライブシャフトなどの駆動系にトラブルが多い。特にこれらのトラブルはサーキット走行などのハードな走りをしている車体で多く発生している。

 

裏を返せば、街乗りしかしないような場合ではこれらのトラブルはほとんど起きない。つまり、サーキット走行などのハードな走りをしたときに起こりやすいトラブルなのである。

 

S2000の故障は「リアブレーキ」による「熱害」が原因で起こる

 

出典:S耐

 

原因はリアブレーキがFF並みの熱容量しかない「ソリッドローター」だから

S2000は前後重量配分50:50のFRであるにもかかわらず、リアのブレーキローターはFFのタイプRと同等のソリッドローターなのである。簡単に言うと、ブレーキシステムはFFのタイプR軍団の使い回しみたいなものなのである。

 

FFはご存じのように「フロントヘビー」であり、リアブレーキの負担はかなり小さく、ほとんど荷重の乗っているフロントブレーキで止めているようなものである。(実際は前8:後2ぐらい)

 

それに対してS2000は、前後重量配分が50:50でFRにしてはリアに荷重が乗っている。つまり、FFよりもはるかにリアブレーキの負担は大きい。(実際は前6.5:後3.5くらい)にもかかわらず冷えにくいソリッドローターで、熱容量の小さいFF用のローターでは当然温度が上がりすぎてしまう。

 

リアブレーキによる熱害で、S耐でも完走できなかった「S2000」

実際、S耐などのノーマル然とした状態でのレースでは、リアブレーキの温度は700℃近い温度まで上がってしまい、ハブやデフ、ドライブシャフト等の周辺部品は熱害によって故障してしまう。そのため、S2000は最後まで完走できずにリタイヤが続出したという。

 

つまり、純正のリアブレーキではサーキット走行などのハードな走りは「故障」の原因になるということである。ブレーキによって、通常はフロントローターがリアローターよりも100℃くらい高温になるのが普通である。

 

しかし、S2000はリアローターの方が100〜200℃くらい高温になってしまうため、純正のままでは確実に熱害で周辺部品が故障してしまうのである。

 

S2000を熱害から守るために大径化+ベンチレーテッド化で熱容量をUPせよ!

 

出典:ベンチレーテッドローター

 

リアブレーキの温度が上がりすぎなければ、熱害は防げる

S2000のリア周りの故障の原因の多くは、リアブレーキの温度が上がりすぎてしまうことが原因である。要するに、リアブレーキの温度が上がりすぎないようにすればいいだけである。

 

ハードなブレーキングをやめるか、しっかりクーリングしてから走るかすれば何とかなるが、それでは根本的な対策にはならない。

 

根本的にはリアブレーキの熱容量を上げるか、冷却性能を上げて温度が上がらないようにするほかない。ビッグローター化による大径化はもちろん効果があるし、ソリッドローターをベンチレーテッドローター化することも冷却性能UPには効果的である。
ソリッドとベンチレーテッドの違い 

 

リアブレーキはS2000を気持ちよくストレスフリーで走らせるうえで、チューニングしなければならない箇所のひとつなのである。

 

S2000をもっと愉しむチューニング

 

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