スポーツカーを愉しむ | 空力による燃費向上実践記や速く走るための空力理論など

「エーモン静音計画A」風切り音防止モールでドアの隙間を埋め、風切り音を防止せよ!

今回の主役はエーモン静音計画の「風切り音防止モール」

 

ワゴンRのエアロツアラー化計画第2弾

エーモン静音計画の「風切り音防止モール」によるドアの隙間の風切り音対策である。

 

これまで数々の空力チューンによってエアロ性能を向上してきた愛車「ワゴンR」は、毎日の高速道路を往復する「高速通勤燃費スペシャル」である。

 

さらなる高みを目指すべく、私はワゴンRの「ツアラー性能」を向上させることにした。

 

ツアラー性能向上で目指すべきものは高級セダンの持つ「静粛性」である。

 

果たして軽自動車代表のやかましいワゴンRをどこまで静かにできるのか楽しみである。

 

ワゴンRを「エアロツアラー」に進化させよ!

 

空力チューンで実燃費30km/Lを超えろ!

 

 

 

ずっと隙間を埋めたかった

風切り音防止モールの断面はこんな感じで、手前が車内側である

 

空力チューンに夢中になっていた頃から隙間を埋めたかった

実はワゴンRのエアロツアラー化計画に取り組む前、私は高速道路主体のワゴンRを、空力チューンのみでコンスタントに実燃費30km/Lを超えることを目指した「プロジェクト30」を行っていた。

 

そこで数々の空力チューンを実際にDIYでやっていく中で気になっていたのが「隙間」だったのである。

 

空力チューンで実燃費30km/Lを超えろ!

 

前回のエアロツアラー化計画第1弾では、風切り音低減モールによってセンターピラー周辺の隙間を埋めることで風切り音を小さくすることに成功している。

 

そこでさらなる風切り音低減のため、エーモン静音計画の商品である「風切り音防止モール」を使用することにした。

 

「エーモン静音計画@」風切り音低減モールでセンターピラー付近の風切り音を防げるのか?気になる効果をレビューしてみた! 

 

フロントとリアドア間の隙間をなくせば風切り音はなくなるはず!

出典:エーモン

 

隙間を埋めることで空気の剥離を抑えるとともに、無駄な風切り音を減らす

エアロツアラー化計画第1弾で行った「風切り音低減モール」のときと基本的な考え方は変わらず、

 

今回の風切り音防止モールもまた、ドアの隙間を埋めるkとで車体横を流れる空気の剥離を抑え、無駄な風切り音発生を無くすことが狙いである。

 

サルでもわかる「空力」講座 

 

風切り音低減モールはセンターピラー付近の隙間を埋めるのに対し、

 

今回の風切り音防止モールはフロントドアとリアドアの間のセンターピラー下にある隙間を埋めることが目的である。

 

「風切り音防止モール」を付ける前に、現物チェック!

 

「風切り音防止モール」は車内側は硬く、車外側は簡単につぶせるくらい柔らかい

 

実際に「風切り音防止モール」を袋から出してみて驚いたのは、「硬い」ということである。

 

単なるゴムモールだと思っていたら意外に硬く、ハサミで切れるのか不安になった。

 

そんな初対面の印象だが、車外側の膨らみ部分はやたらと柔らかく、幅広い車種に対応できるように考えられているな〜と感心した。

 

取り付け自体は、クワガタの角のようになっている部分をリアドアのエッジにはめ込むようにして、ゴムの摩擦力によって固定する仕組みである。

 

そのため両面テープの類は付いていない。

 

MH23S型ワゴンRのリアドアのエッジは上下ともに足りない

リアドアの風切り音防止モールをはめ込むエッジ部の様子

 

リアドアの上下まで目一杯エッジが伸びていたら良いのだが、実際は上下ともに数センチ分は風切り音防止モールをはめ込むことができない。

 

剛性感のあるゴムモールのため、ある程度は大きめに切っても問題なさそうだと判断した。

 

チェック完了ということで、実際に付けてみた! 

今回は下から付けていくことにした

 

エッジにはめ込むには「コッペパン」のように口を開かせないと思うようにはまっていかない

 

真冬に取り付けしたためか、めちゃめちゃゴムが硬くて取り付けしにくい

今回のエアロツアラー化計画は冬場(12月下旬)に行ったため、風切り音防止モールがかなり硬かった。

 

私は学生時代、高分子材料の物性の研究を大学院までしていたため、この時期の取り付けは難しいだろうと思っていた。

 

なぜなら樹脂やプラスチックと呼ばれている「高分子」は、温度によって物性が大きく変化するからである。

 

ゴムももちろん高分子であり、温度によって硬くなったり柔らかくなったりする。

 

これは分子鎖の動きやすさに起因する物性変化であり、簡単に言うと温度が高いと分子鎖が動きやすくて柔らかくなり、温度が低いとその逆で分子鎖が動きにくくて硬くなる。

 

この温度は高分子の種類によって固有である。

 

なのでドライヤーなどで温めながら行えば楽にできたのだが、用意するのが面倒だったので得意の「パワープレイ」でゴリ押しすることにした。(笑)

 

空力チューン第5弾!ドアバイザー外しで風切り音を低減せよ!

 

完成!と思ったら様子がおかしい…

逆に取り付けてます(笑)

 

取り付けミス!(笑)

あんなにチェックしながら取り付けしたのに、なぜか逆に付けてしまっている。

 

閉めてみたら隙間が埋まっている感じがなく、おかしいなと思って真上から確認してみたところ、逆に取り付けされていることがわかった。

 

まあ付け直せばいいかということで正しい向きで取り付け直すことに。

 

※正しいのはこちらです(笑)

 

正しい向きで装着したのが上の写真である。

 

これを見ると、風切り音防止モールがリアドアとツライチになっていることが確認できる。

 

やっぱり正しく取り付けすることが重要ですね。(笑)

 

気になる効果は?果たして風切り音を低減することはできたのか?

隙間が埋まって気持ちいい!

 

高速で追い抜かれるときに効果を体感!

思わずニヤリとしてしまった。

 

エアロツアラー化計画第1弾のときも同じようなことを書いたが、やっぱり静かになると嬉しいものである。

 

ワゴンRで高速通勤する際は基本的に80km/h巡航のため高速では追い抜かれることしかない。

 

高速道路で燃費を上げるテクニック「スリップストリーム」を有効活用しよう! 

 

そんなとき、施行前では追い抜かれるときに他車のエンジンやロードノイズが耳に付いていたが、風切り音防止モールを取り付け後は気にならなくなったのである。

 

意識して聞いてみても聞こえにくくなるため、風切り音防止モールは効果のある「機能パーツ」であると確認できた。

 

風切り音低減モールと同様に「暖房性能」UP!

冬場の寒い時期、隙間風が入り込まないことは暖房性能がUPしたのと同じ効果がある。

 

これは無駄に暖房に仕事をさせなくても保温性が上がっているのでエコである。

 

これは少なからず冬場の燃費悪化対策のひとつと考えてもよさそうである。

 

これはつまり、夏場のエアコンの効きも向上するのだから、今から夏場が楽しみになってしまう車弄りである。

 

やっぱり車で遊ぶのは愉しい。

 

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