「エーモン静音計画C」風切り音防止テープで車内を密閉し、外部の音をシャットアウトせよ!
今回の主役はエーモン静音計画の「風切り音防止テープ」
ワゴンRのエアロツアラー化計画第4弾
エーモン静音計画の「風切り音防止テープ」によるドア4枚+リアハッチ1枚の密閉性向上対策である。
これまで数々の空力チューンによってエアロ性能を向上してきた愛車「ワゴンR」は私の通勤車であり、毎日の高速道路を往復する「高速通勤燃費スペシャル」である。
さらなる高みを目指すべく、私はワゴンRの「ツアラー性能」を向上させることにした。
ツアラー性能向上で目指すべきものは高級セダンの持つ「静粛性」である。
果たして軽自動車代表のやかましいワゴンRをどこまで静かにできるのか楽しみである。
外から入ってくる「ノイズ」を静かにしたい
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コストカットでドアと車体間のゴムモールは必要最低限の「軽自動車」
高級車、軽自動車問わず、ドアと車体の間には水侵入を防ぐためのパッキンのようなゴムモールが装備されている。
もちろん愛車ワゴンRにもゴムモールは装備されている。
だが、最近の車は今まで以上に「車内の静粛性」が重視されているためか、水侵入防止用のゴムモールの他に、ドアと車体間に追加されたゴムモールを目にするようになった。
実際に嫁のヴェゼルは純正状態で追加のゴムモールが装備されている。
「エーモン静音計画A」風切り音防止モールでドアの隙間を埋め、風切り音を防止せよ!
SUVでさえも車内の静粛性が重視されている時代であり、当然クラウンやレクサスLSなどの高級セダンも車内の静粛性向上に抜かりはない。
ならば、エアロツアラー化計画を行っているワゴンRにおいても、導入しないわけにはいかないのである。
ワゴンRエアロツアラー化計画は、コストカットによって失われた「静粛性」を取り戻す戦いなのである。
これまでドア周りの「風切り音対策」と「ロードノイズ低減」を行ってきた
これまでのエアロツアラー化計画第1〜3弾では、センターピラー周辺とフロントリア間のドアの隙間を埋めることで風切り音を小さくすることに成功している。
またロードノイズ低減マットを敷くことで中高音域のロードノイズを低減することに成功した。
「エーモン静音計画@」風切り音低減モールでセンターピラー付近の風切り音を防げるのか?気になる効果をレビューしてみた!
「エーモン静音計画A」風切り音防止モールでドアの隙間を埋め、風切り音を防止せよ!
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今回はドアと車体間にモールを追加しすることで「密閉性」を向上し、外部からのノイズを低減することを目指す。
密閉性を向上できそうなものをエーモン静音計画で発見!
風切り音防止テープ
車内を密閉することで外部から入ってくるノイズを低減せよ!
ロードノイズは「音」である。
さらに言えば、音は空気や車体自体の「振動」である。
つまり、車内のノイズが入ってきてしまう原因は、車内と外部が密閉されていないからである。
例えば、バンド練習などで使うスタジオなどが挙げられる。
スタジオは防音処理がされているため、ドラムやギターなどで爆音演奏したところで外部にはほとんど聞こえない。
これはスタジオと外部が遮断されているからである。
簡単に言うと、防音処理がされているスタジオを密閉することで静かにしているわけである。
スタジオのあの分厚い扉が少しでも隙間が開いていたら、たちまち爆音が外部に漏れてしまうのである。
要は音の「回折」が原因なのである。
そのため、内緒話をするときは声が「回折」するのを防ぐため、ドアを閉めて話さなくてはならないのである。
ドア側のモールが当たる位置に追加のモールを装着し、外部と車内を遮断する!
出典:エーモン静音計画
上の画像では風切り音を防止すると書いてあるが、この商品の本当の価値は車内と外部を遮断することによる「静粛性向上」にある。
今回はワゴンRのドア4枚とリアハッチ1枚の計5枚のドアに対して同じような処理を行い、外部のノイズが車内に回折してくるのを防ぐのが目的である。
私の予想では、まるでスタジオの防音室のように外部の音が聞こえなくなるのではないかと思う。
では、実行に移そう!
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「風切り音防止テープ」の現物チェック!
風切り音防止テープ(左がリアハッチ用、右がドア用)
リアハッチ用とドア用で微妙にサイズが異なる
ドア用の方が微妙に大きいことが上の写真からわかる。
ドア用の方が幅、高さともに1mm大きいが、実際に現物を手に持った感想としては、「この差は大きいな」である。
どちらもドア側のモールに合わせて車体側に貼りつけるものであり、もしかしたらこの1mmの差が車内の密閉性を左右するかもしれないので、
今回はドア用はドア用に、リアハッチ用はリアハッチに使用した。
ちなみにドア用のモールは約4.3mのモールが2本、リアハッチ用は約5.0mのモールは1本入っている。
「密閉性」が重要であるため、ドア1枚につきモール1本使用する
音が回折することによって外部のノイズが車内に入ってきてしまうのを防ぐために、今回は追加でモールを貼り付ける。
そのため、各ドアにつき1本モールを使用するのが大前提である。
ここでケチって余り物を使ってしまうとモールとモールの密閉性が下がってしまい、外部のノイズが車内に回折してきてしまう。
これだけは避けたいところだ。
逆にモールの長さが足りず、継ぎ接ぎ状態になってしまう場合、他の策を考えた方が良いかもしれない。
貼り付ける場所は「ウェザーストリップ跡」
リアハッチ
ウェザーストリップの「汚れ」が目印
上の写真はリアハッチであるが、純正のウェザーストリップに合わせて泥汚れのようなものが黒い線のようになっていることがわかる。
これと同様なことが他のドア4枚にも同様に起きていた。
エーモンによると純正のウェザーストリップを水性ペンでなぞり、ドアを閉めることで車体に転写させることで貼りつけ位置を決める、
となっているが私は面倒だったので泥汚れを目印に貼りつけることにした。
まず最初に汚れ等を軽く落とす
私は泥汚れを目印にするため軽く汚れを落としたが、本来のやり方であればしっかりと汚れや油分、水分を取り除いてから貼りつけるのが望ましい。
追加のモールは両面テープで貼り付けるため、接着性をUPするためである。
私の考えでは走行中は常にドアやリアハッチでピタッと圧着されるため、多少接着性が落ちても問題ないという考えである。
気になる人はしっかりと洗浄作業を行ってほしい。
直線は引っ張り気味に、曲線は押し込み気味に
リアハッチに貼り付け中の様子
リアハッチもドアもやることは一緒
どちらもウェザーストリップの跡に合わせて、ぐるっと一周貼り付けていくだけである。
上手くやるコツとしては、焦らないことである。
私は冬場に作業したため、手が冷え切ってしまい作業が雑になってしまった。
また、冬場は風切り音防止テープの接着力が落ちるため、途中まで貼りつけていって休憩したりすると、
風切り音防止テープ自体の重さに負けて剥がれてしまい、何度も貼り直したりして無駄な工数が掛かってしまった。
特にリアハッチは筋肉番付並みに溜まっていく乳酸との勝負になるが、なるべく休憩せずに一度でやってしまった方が楽である。
最後はしっかりと密閉性が確保できるように隙間なく貼ること
リアハッチ完成!
「終わり良ければ総て良し」という言葉があるように、今回の風切り音防止テープの施工も最後が肝心である。
理想としては最初と最後が他の場所と見分けがつかないくらいに貼りつけられれば文句なしである。
私が実際に貼りつけた様子をみると、「まあまあ」である。
実際に取り付けるあなたはもっと上手く取り付けできるだろう。
ドアもリアハッチと同様に
運転席側に貼り付け中の様子
ドアの貼り付け開始は「ヒンジ」から
ドア4枚の貼り付けはドアヒンジ部から貼りつけていった。
最終的にドアヒンジ部で帳尻合わせをすることになるが、頑張って頂きたい。
ドアもリアハッチと同様に直線は引っ張り気味に、曲線は押し込み気味に貼ることが重要である。
すべて貼り終わったらドアを閉め、風切り音防止テープを車体にしっかりと圧着させる。
エーモンによると10分程度とあるが、気が済むまでドアは締めていればいいと思う。
ドア、リアハッチともに十分足りる長さであった
リアハッチの風切り音防止テープの残り
フロントドアの風切り音防止テープの残り
リアドアの風切り音防止テープの残り
どの箇所も風切り音防止テープ1本で貼れた
残量をみると、フロントドアが一番少ないという結果になった。
それに比べてリアハッチは十分な残量を残して終了した。
風切り音防止テープは汎用品であるため、ミニバン等の大きなリアハッチを想定しているのかもしれない。
これから貼りつける人は参考にして頂きたい。
風切り音防止テープを装着した結果、静粛性は向上したのか?
リアハッチ完成図
めちゃめちゃ静かになった!
今回ドア4枚とリアハッチ1枚のすべてのドアに一気に風切り音防止テープを装着したためか、めちゃめちゃ静かになった。
外部のノイズが本当に聞こえにくくなった。
どれくらい静かになったかというと、エンジン音やダッシュボードのビビりがかなり気になるようになってしまったくらいである。
今まで外部のノイズが盛大に車内に入り込んできていたため、気にならなかった音がとても気になるようになってしまった。
エンジン音やダッシュボードのビビりについては、今後対策してみたいと思う。
明らかにドアが閉まりにくくなった
ドア4枚とリアハッチ1枚に風切り音防止テープを装着したことを内緒のまま嫁を乗せたところ、助手席のドアが何回やっても半ドアになってしまい、驚いていた。
実際、いつもの調子で閉めると100%ドアは閉まらなくなった。
上手く閉めるコツとしては、いつもより強い力で最後まで手を離さずに押し切ることが一発で閉めるコツである。
この辺は慣れであり、1週間くらい乗れば自然にできるようになった。
今回の風切り音防止テープによってワゴンRの静粛性はまた一つ「高級」に近づいた。
ワゴンRエアロツアラー化計画は、空力による高速道路上での燃費向上と、車内の静粛性UPによるツアラー性能向上を両立することが目的であるため、
今回の風切り音防止テープによる静粛性UPの狙いは大成功である。
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