インナーフェンダーにアルミテープは有効か?いざ実践!
ストレーキで効果絶大だったなら、「インナーフェンダー」もいけるのでは?
前後ストレーキに装着した「アルミテープチューン」は効果絶大であった。
静電気が帯電していると思われるタイヤ周辺にアルミテープチューンをすることで、回転抵抗が減り、燃費向上するのではないか?
私は直感的にそう思った。そしてあることを試してみたくなった。
それが同じくタイヤ周辺にある「インナーフェンダー」へのアルミテープチューンである。
そこで今回は、インナーフェンダーにアルミテープチューンを行い、燃費を上げることができるのか検証してみる。
ストレーキにアルミテープは効果抜群だった!
フロントストレーキのタイヤ側に張り付け
「コロナ放電」の威力を思い知った、前後ストレーキにおける燃費向上
ストレーキ編では、写真にあるようにフロント・リアのストレーキのタイヤ側にギザギザにカットしたアルミテープを張り付けた。
このギザギザにカットするというのがポイントで、ギザギザにカットしたアルミテープからプラス・マイナス両方のイオンが放出される。
その結果、タイヤの静電気(プラスに帯電)とマイナスイオンが結び付くことで静電気を中和してくれる「コロナ放電」の原理を応用した。
その結果、28.4km/L→30.1km/Lと1.7km/Lも燃費が上がったのである。
空気抵抗低減だけが能じゃない!アルミテープで燃費を上げるもう一つの方法とは?
「コロナ放電」の原理はインナーフェンダーにも活かせるのでは?
回転するタイヤに近いプラスチックパーツに貼るとコロナ放電の恩恵に授かれるはず!
前後ストレーキにギザギザにカットしたアルミテープを貼ったのは、他でもない「タイヤ」に帯電した静電気をコロナ放電によって中和するためである。
私は直感的にそう思った。というのも前後ストレーキにアルミテープを貼り、1.7km/Lの燃費向上をもたらした実績があるからである。
元々私の乗っているMH23S型ワゴンRにはストレーキの設定はフロント・リアともにない。
そのため、私は汎用のプラスチック製スポイラーをストレーキっぽく装着したのである。
自分で装着位置を決められるため、回転するタイヤの真ん前にくるように装着した。
キーワードは「回転するタイヤの近く」である。
インチダウン+低燃費タイヤで転がり抵抗を低減し、燃費UPできるのか?
回転するタイヤの近くにあった「インナーフェンダー」
出典:VIP仕様のクラウン
車高ダウンによってインナーフェンダーとタイヤが近づいた
今まで純正足だったが、オイル漏れによってカヤバのローファースポーツに4輪とも交換していた。
ローファースポーツは純正形状のサスペンションで20〜30mmほどローダウンする仕様である。
つまり、今までよりも20〜30mmタイヤとインナーフェンダーが接近するのである。
ワゴンRをカヤバ「ローファースポーツ」でローダウン!車高調にはない乗り心地と走り!
ローダウンによる弊害発生?
サスペンション交換によって20〜30mm下がった車高は、新たな弊害を生んでしまった。
それがタイヤとインナーフェンダー接近に伴う「静電気問題」である。
純正車高ではタイヤとインナーフェンダーはかなり離れていたため、静電気はそれほど発生しなかったのかもしれない。
それが20〜30mmローダウンしたことによって生じた静電気による反発が、無視できないくらい大きくなりタイヤの回転抵抗が発生するまでになってしまったことが考えられる。
高速で燃費向上を狙うならタイヤの空気圧は高めにセットし、転がり抵抗を減らせ!
こうなったらアルミテープに頼ろう(笑)
フロントタイヤ前に1枚アルミテープ装着
フロントタイヤ後に計3枚装着
リアタイヤ後にも1枚装着
困ったときの「アルミテープ」
写真のようにアルミテープを装着した。
フロントタイヤ前後・リアタイヤ後に取り付けたアルミテープは長さ15cmにカットしたもので、幅は25mmをギザギザにカットしたものである。
フロントタイヤ後に取り付けたアルミテープは長さ5cmにカットしてあり、幅は同じである。
アルミテープチューンで効果を引き出すための大きさ、形状、カット方法とは?
とにかくタイヤの近くに貼ること!
インナーフェンダーに張り付けるときはタイヤに極力近いところにアルミテープを貼ってもらいたい。
やはりコロナ放電によって生じたマイナスイオンと静電気(プラスイオン)が効率よくくっ付き、少しでも静電気によるタイヤの回転妨げを低減させたいからである。
そのため、純正インナーフェンダーにある凸部分に選択的に張り付けた。
フロント前とリア後は凸部分にもう1枚ずつ長いアルミテープを張り付けても効果的だと思われる。
アルミテープチューンに導電性アルミテープは必要ない?粘着剤に導電性がなくても良い理由
コロナ放電パワー炸裂!インナーフェンダーでも効果抜群!
過去最高の31.6km/Lをマーク
過去最高の31.6km/Lをマーク!
前後ストレーキでもかなり有効であったアルミテープによるコロナ放電は、インナーフェンダーでも効果抜群だった。
装着前から1.5km/Lアップの31.6km/Lをマークした。
タイヤ周辺のアルミテープの効果は凄まじく、前後ストレーキとインナーフェンダーのアルミテープチューンでなんと3.2km/Lも燃費が上がっている計算になる。
コスパ最強の燃費チューンといっても過言ではない効果を発揮してくれた。
アルミテープチューンは汚れで性能が落ちる?気になる噂は実機で検証せよ!
結論:インナーフェンダーにアルミテープは効果絶大!(1.5km/Lアップ)
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