空力チューン第3弾!トヨタ考案のアルミテープチューンの効果はいかに?
アルミテープチューン失敗例!実際に燃費悪化してしまった場所とは?
記念すべき第3弾は「アルミテープ」による空力チューン
空力チューン第2弾!エコカー必須装備の「フロントストレーキ」装着で超えろ30km/L!によって装着したフロントストレーキだが、思うような燃費UP効果を得られなかった。
色々と原因を考えてみたのだが、走行フィーリングで感じた「抵抗感」が怪しい。
そこで今回は、「抵抗感」を無くすような対策を検討し、燃費UPさせることに挑戦してみた。
フロントストレーキ装着によって生じた問題点は?
空力チューン第2弾!エコカー必須装備の「フロントストレーキ」装着で超えろ30km/L!
フロントストレーキ装着後に感じたのは以下の4点
@フロントタイヤのふらつき感が減った
走り始めてから60km/hぐらいまでスピードをあげると、今までよりも何だかフロントが重いような感じを受けた。
もしかしたらフロントの揚力低下に効果があるのかもしれない。
A高速コーナーでの限界が上がった
高速道路の乗り降りやJCTなどでは高速コーナーが付きものである。
装着前は危なっかしくて60km/hで曲がるとなかなかのスリルを味わうことができた。
しかし、フロントストレーキ装着後は同じコーナーを60km/hで曲がっても装着前のようなスリルを感じなくなっていた。
要するに車体が安定しているということである。
B50km/hのとき面白いくらい前に進む
高速道路から降りて一般道を走行中に感じたのだが、50km/hのときの抵抗が全くなくなっているのである。
これには驚いた!まるで嘘みたいに楽に前に進んでくれるのだ!
だがその反面、50km/hよりスピードを上げると抵抗感を感じた。
特に高速走行(80km/h巡航)ではダウンフォースとも抵抗とも判断できなかった。
C最初は良いが途中から抵抗感あり
高速を走り始めてすぐのときはストレーキの恩恵を授かることができたように感じたが、途中から抵抗感を感じるようになった。
何か別の要因が絡んでいるのかもしれない。
ずばり、「抵抗感」である!
最初はとても良いフィーリングなのだが、どうも途中からなんとなく前に進みにくいような抵抗感を感じていたのである。
プロジェクト30において最も重要なのは空気抵抗を減らすことである。
つまり、この途中から感じる抵抗をなくす、もしくは低減させなければ実燃費30km/Lをコンスタントに超えることはできないということである。
抵抗感の正体は「静電気」なのではないか?
空力チューン第2弾!エコカー必須装備の「フロントストレーキ」装着で超えろ30km/L!
最初はスムーズだが、途中から抵抗を感じる走行フィーリング
「ボディと空気の摩擦によって発生する静電気の仕業ではないか?」
直感的に私はそう感じた。小学生のとき誰もが一度はやったことがあるであろう、下敷きで頭を擦ると髪の毛が逆立つ”アレ”である。
昔の車は、ガラス・タイヤを除いてほとんどの部品が金属で出来ていたため静電気による害はほとんど感じられなかったのではないだろうか?
しかし、現代の車は軽量化による低燃費や複雑なボディデザインを量産するために、金属から樹脂(プラスチック)にどんどん置き換わっている。
バンパーはその代表格と言っても過言ではない。
樹脂(プラスチック)は電気を通しにくい材料
ABS樹脂やウレタン樹脂で作られたバンパーは、鉄やアルミのようにすいすい電気を通してはくれない。
樹脂(プラスチック)は絶縁体なのである。
下敷きもプラスチック製のものがほとんどだが、やはり頭を下敷きで擦った後の下敷きの「モワモワ」する感じはなかなか消えることがない。
つまり、プラスチックに帯電した静電気は何か手を加えなければ放電することができず、いつまでも帯電し続けてしまうのである。
静電気を放電してくれる「アース」が必要なのである。
空気抵抗を減らせ!GRエアロスタビライジングボディーコートによる帯電防止で燃費向上せよ!
静電気が帯電していると何が問題なのか?
N極とN極では反発してしまう
走行中のボディは正(プラス)に帯電する
走行するボディ周辺の空気も正(プラス)に帯電しているということがわかっている。
つまりボディと空気が同じ正(プラス)に帯電してしまっているということである。
これは非常に良くない。上の画像のようにボディと空気が反発し、お互いを遠ざけようとしてしまう。
ボディから空気が剥離してしまうのが問題
静電気が帯電することによってボディと空気がお互いを遠ざけ、その結果としてボディから空気が剥離してしまう不具合が起こる。
ボディから空気が剥離してしまうとボディの周りを空気がきれいに流れなくなる。
その結果、空気の渦を引き起こし、車体は不安定になるとともに抵抗感を感じるようになってしまう。
これが走行途中に感じた抵抗感の正体だ。
空気抵抗と密接な関りがある「境界層剥離」、その原理とメカニズムに迫る!
アルミテープで静電気をやっつけろ!
アルミテープチューン失敗例!実際に燃費悪化してしまった場所とは?
バンパーはそのままでは帯電した静電気を放電することはできない。
ではどうするか?
「導電性のあるアルミテープをバンパー(絶縁体)に貼れば放電できるはず!」
そう、アルミテープは手軽に手に入るアースとしてとても都合が良い。
銅はアルミよりも導電性が良いが錆びると使い物にならない。その点アルミは導電性が変化しにくいし、なにより安い。コスパ最強なのである。
アルミテープを絶縁体であるバンパーに直接貼るという大胆な方法が、私のワゴンRの現状を打破する特効薬になるはずである。
アルミテープチューンに導電性アルミテープは必要ない?粘着剤に導電性がなくても良い理由
アルミテープを貼ることで燃費は改善されたのか?
アルミテープチューンで効果を引き出すための大きさ、形状、カット方法とは?
結論から言うと、かなり効果あり。2km/Lアップ!
第2弾の段階(エアコン常時使用)で実燃費は24km/L弱であったが、アルミテープを貼っただけで26km/L近くまで伸びたのである。
もちろんエアコンは常時使用していた。
空気抵抗低減だけが能じゃない!アルミテープで燃費を上げるもう一つの方法とは?
走行インプレッション
@フロントストレーキを装着してから感じるようになった抵抗感がかなり低減された
後半もスムーズな走りを維持することができるようになった。
A気持ち車内が静かになったような気がする
風切り音が減ったのかもしれない。
アルミテープによる放電によってボディと空気が剥離するのを抑えられているのかもしれない。
風などの外乱に対しても若干直進安定性が上がったような気がしないでもないが、これはプラシーボ効果かもしれない。
だが、フロントストレーキにアルミテープチューンを実施することで、確実に燃費UPすることができたのは事実である。
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