S2000冷却系強化!純正→アルミ2層ラジエター交換で水温低下せよ!

冷却系ほぼノーマルの愛車S2000

 

冷却系ノーマルの愛車S2000は常に水温90℃オーバー

冷却系ノーマルの愛車S2000はS2000冷却系強化計画!まずはOBDモニターから「水温」をチェックせよ!によって、街乗りでは水温はMAX95℃、ガチ走りMAX92℃である。(気温15℃、ヒーターON)

 

そこで、冷却系強化の第一弾として、ASMラジエタープレートでS2000の冷却系を強化し、水温低下を実現せよ!を実施した。

 

その結果、ラジエターに空気がよく当たるようになったためか、気温20℃以上、ヒーターOFFで街乗りMAX92℃、ガチ走り90〜92℃と水温低下に効果があった。

 

今回は、フレーム修正級のクラッシュの修理代は?S2000でクラッシュしてみてわかったことで純正ラジエターを破損させてしまった修理のついで?として、

 

「社外ラジエター」に交換し、どれほどS2000の水温低下に効果的なのか調べてみることにした。

 

S2000をもっと愉しむチューニング

 

愛車の用途に合わせたラジエター選びをしたい

あくまで愛車S2000は「ストリートメインのピュアスポーツオープンカー」

 

愛車S2000の本籍は「ストリート」であり、サーキットではない

大前提として、愛車S2000の本籍はストリートであり、サーキットではない。

 

基本的に週末の休みに、近場のワインディングをミニサーキットくらいのスピードレンジで気持ちよく走ることが出来ればそれで満足なのである。

 

そのため、冬場のオーバークールを嫌ってサーモスタットはあえて純正のままにしている。

 

愛車S2000の冷却系チューニングポリシーは、「日本の四季に合わせて特別な対処をせずとも、水温80〜90℃をキープできるようにする」である。

 

闇雲に水温を下げれば良いのではなく、目指す水温に向けて愛車S2000をチューニング=調律していくことが重要なのである。

 

今回は、この大前提を踏まえて社外ラジエター選びを行った。

 

サーキット派の人は、サーモスタットとサーモスイッチをローテンプのものに交換し、社外の大容量アルミラジエターに交換すれば、まず間違いはないだろう。

 

定番の「ローテンプサーモスタット」は用途によってはマイナスになる

 

交換候補その1 「純正コア増しラジエター」で純正+αの冷却性能を

出典:みんカラ(左:純正ラジエター、右:コア増しラジエター)

 

低コストで純正+αの冷却性能を狙える!

愛車S2000のチューニングポリシーにマッチするラジエターは、純正+αの冷却性能を持ったラジエターである。

 

その点、純正コア増しラジエターは魅力的な選択である。

 

純正のタンクと厚いコアを持つ純正品を組み合わせるタイプで、純正然とした見た目ながら、純正+αの冷却性能を狙える。

 

純正品の組み合わせのため、コストと信頼性においてはピカイチである。

 

S2000の純正ラジエターは16mmで、純正コア増しラジエターは27mmのものが多く、2〜3万円台で入手できるものが大半である。

 

純正コア増しラジエターのコスパに魅かれ、当初は東北ラジエーターの「クールネイド」を使用するつもりだったが、生産終了のためか手に入らなかった。

 

そこで、純正ラジエターからのステップアップとして定番である、「社外アルミ2層大容量ラジエター」も調べてみることにした。

 

交換候補その2 「社外アルミ2層大容量ラジエター」

出典:SPOON

 

アルミは自己放熱性が弱く、熱伝導性に優れた素材

社外のラジエターと言えば、上の画像のようにアルミの光沢が眩しい大容量のラジエターが大半である。

 

S2000純正ラジエターはタンクが樹脂製で、コアがアルミ1層で構成されたラジエターである。

 

銅は自己放熱性があり、信号待ちなどで走行風が当たらない状況でも、銅の持つ自己放熱性によって冷却できる。

 

しかし、アルミは自己放熱性が弱く、熱伝導性もかなり良いため、信号待ちなどで走行風が当たらない状況ではエンジンルームの熱気によって、水温が上がるリスクがある。

 

一度走り出してしまえば、アルミの熱伝導性の良さにより走行風で熱交換できるため、すぐに適温まで水温を下げられる。

 

コア2層や3層にすると冷却水量UPで重く、コア厚が厚いと風が通り抜けにくい可能性あり

語弊をおそれずに言えば、ラジエターはデカいほどよく冷える。

 

だがそれは「ラジエターの性能を十分に発揮できるだけの環境があれば」の話である。

 

サーキット専用でエアコンを取っ払った場合を除き、ラジエターの前にはエアコンのコンデンサーが鎮座している。

 

そのため、ラジエターに直接当たる走行風はわずかであり、エアコンのコンデンサーを通過して弱められた走行風がラジエターに当たるような環境である。

 

純正16mmより大幅にコアを厚くする(50mm)と、弱まった走行風の勢いでは「抜けが悪い」現象により、ラジエターの性能を発揮できない可能性がある。

 

仮にそうなれば、フロントの鼻先に「重り」をわざわざ載せているようなものであり、S2000の美点である「ヨー慣性モーメントの小ささゆえのコーナリング性能」をスポイルしてしまう。

 

それは絶対避けたい事態であり、ほどほどのコアの厚みで、なおかつアルミの弱点である「自己放熱性の低さ」を補うラジエターを愛車S2000に搭載することに決めた。

 

S2000タイプVの「VGS」のコーナリングはクイックすぎて危険?

 

KOYORAD社製ラジエターTYPE-M+放熱塗装のコラボ!

放熱塗装は目立たない「黒色」をチョイス!

 

アルミ2層コア厚36mm+Flex放熱塗装で「ちょうどいい」を狙う

今回愛車S2000のラジエターに選んだ製品は、KOYORAD社製ラジエター「TYPE-M」とFlex社の「放熱塗装Ver.3」がコラボしたスペシャルなラジエターである。

 

KOYORAD社は、純正ラジエターに数多く採用されている熱交換器の老舗メーカーであり、品質や実績は折り紙つきである。

 

他社の同じようなコア厚のアルミ2層ラジエターと比べて、軽量で、放熱性能は他社を40%近く上回る性能を有しているらしい。

 

驚異的な放熱性能に欠かせないのは「フィン状態」である。

 

ラジエターは走行風が通過することによって、熱交換を行うものであり、空気が通過するためにはフィンとフィンの間が綺麗に切れていることが重要である。

 

出典:Flex

 

上の画像を見ると、KOYORAD社のラジエターは他社と比べてフィンが綺麗にカットされており、空気がスムーズにラジエターを通過することができる。

 

そのため、KOYORAD社のラジエターは他社を上回る放熱瀬能をゲット出来ているのである。

 

これは大手老舗メーカーだからこそできる、徹底した品質管理の為せる業である。

 

優れたKOYORAD社製ラジエターはチューニングショップのマージンが乗っていないため、安くて高性能なラジエターというワケである。

 

実際チョイスしたラジエターTYPE-Mは放熱塗装と送料込みで6.1万円とリーズナブルである。

 

素人目に見ても各部の作りが綺麗で、さすが老舗メーカーといえる出来栄えである。

 

KOYORAD社製ラジエターの高い放熱性能をさらに高めるため、放熱塗装されているラジエターを購入した。

 

アルミ素材特有の「自己放熱性の低さ」を放熱塗装によってカバーするのが目的である。

 

放熱塗装は赤や青などの派手なカラーリングも選べたが、今回は目立たない黒色を選択した。

 

クーラントはホンダ純正のウルトラeクーラントを6L使用

ピカピカのアルミラジエターがエンジンルームを華やかに!

 

純正ラジエターのクーラント使用量とあまり変わらない?

純正からKOYORAD社製ラジエターに交換したのは、初めてサーキットの走行会に一人で参加してみてわかった3つのことにて盛大にクラッシュし、フレーム修正による修理を行っているときである。

 

そのため、私自身がラジエター交換を行ったわけではなく、ホンダボディーサービスセンターにて行われ、クーラント使用量はよくわからない。

 

修理の明細書には、ホンダ純正のウルトラeクーラント1Lを6本使用したと書かれていることから、KOYORAD社製ラジエターTYPE-Mは6Lしかクーラントを使わないということなのだろう。

 

ちなみに純正ラジエターはクーラント交換に6.4L必要らしいので、もし修理明細書が正しければアルミ2層のKOYORAD社製ラジエターの方が少ないクーラント量ということになる。

 

実際にラジエター交換後にS2000を走らせてみたが、恐れていたコーナリング性能低下は感じられず、純正ラジエター時とほとんど変わらないように感じた。

 

バッテリーの小型化でS2000をお手軽に軽量化せよ!

 

純正→アルミ2層ラジエター交換で水温はどこまで下がるのか?

ラジエターキャップはラジエターに合わせてKOYORAD社「純正」の1.3のものをチョイス

 

街乗りでは水温UP、ガチ走りではわずかに水温低下!

純正ラジエターからKOYORADのアルミ2層大容量ラジエターに変更することで、最も期待するのは「水温の低下」である。

 

純正ラジエターのときは、気温20℃以上、ヒーターOFFで街乗りMAX92℃、ガチ走り90〜92℃であり、安定して90℃以上の水温である。

 

それに対してKOYORADのラジエターTYPE-Mに交換したところ、同じような気温でヒーターOFFの条件で、街乗りMAX95℃、ガチ走り88〜91℃であった。

 

やはり、KOYORADのラジエターTYPE-Mはアルミ製のため、信号待ちや渋滞にハマるとエンジンの熱を吸収してしまい、グングン水温が上がってしまう。

 

放熱塗装を施しているにも関わらず、ラジエターに風が当たらないとアルミ2層大容量ラジエターと言えども冷えないということである。

 

逆にラジエターに風が良く当たっている状態では、渋滞でMAX95℃まで上がった水温もスーッと90℃近くまで下がってしまう。

 

これは純正ラジエターのときには見られなかった現象である。

 

また、ガチ走りでは純正サーモスタットが全開になる90℃あたりに安定しており、KOYORADのラジエターTYPE-Mの優れた放熱性によって水温は安定していた。

 

場合によってはS2000冷却系強化計画!まずはOBDモニターから「水温」をチェックせよ!のOBDモニターの水温が90℃以下まで下がっているときもあった。

 

期待値ほど水温は下がらなかったが、純正ラジエターよりは確実に水温低下に効果があった。

 

今回は純正サーモスタット&純正サーモスイッチのまま、ラジエター交換による水温低下がどれほどのものか確かめてみた。

 

次回はサーモスイッチを社外のローテンプのものに交換し、S2000フルパワーマップと言われる水温80〜90℃を狙ってみることとする。

 

S2000をもっと愉しむチューニング

 

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