S2000無限エアクリBOXのメンテナンスついでに吸気チューンやってみた!
愛車S2000は無限エアクリBOXが標準装備!(前オーナーさんありがとう!)
気付けば納車から3年もの間、無限エアクリBOXはノーメンテだった!
働き初めてすぐにS2000を買ってから、気付けば軽く3年は経過していた。
その間、愛車S2000のチューニングやメンテナンス、クラッシュなどいろいろなことがあった。
そんなことを考えていたとき、不意にあることが気になった。
それは「無限エアクリBOXのメンテナンス」である。
エンジンオイルなどは定期的に交換していたが、空気を取り込むフィルターは気付けば3年間もノーメンテだった。
そこで今回は、3年間ノーメンテだった無限エアクリBOXのエアクリーナーのメンテナンスに取り組み、どのくらい走りに影響するのかを確かめてみることにした。
S2000冷却系強化!純正→アルミ2層ラジエター交換で水温低下せよ!
無限エアクリBOXからエアクリーナーを取り出してみると…!
実はエアクリーナーはアルミ削り出しのファンネルにスッポリはまっているだけ
約3年ノーメンテで黒く汚れてしまったK&Nエアクリーナー
K&Nは湿式フィルターなので、本来オイルのピンク色で染まっているもの
無限エアクリBOX内にエアクリーナーがセットされているため、まず最初に無限エアクリBOXをばらす必要がある。
無限エアクリBOXの構造は、BOXとファンネル付きのエアインテークホースの間に、エアクリーナーがスッポリとはまった構造である。
その3つをアルミのバンドでボルト固定されているので、そのボルトを緩めればOKである。
アルミのバンドを外したら、エアインテークホースを上に持ち上げるようにして隙間を作れば、エアクリーナーを取り出すことができる。
取り出してみたエアクリーナーは予想通り、黒く汚れていた。
3年間もノーメンテだったから仕方ない。
ということで無限エアクリBOXのエアクリーナーはK&N製エアクリーナーなので、K&Nエアクリーナーのメンテナンスキットを購入して自分でメンテナンスすることにした。
吸気温センサー移設でS2000の封印されしパワーを目覚めさせよ!
K&Nメンテナンスキットを買って、自分でメンテナンスしてみよう!
箱の中身はオイルと洗浄液の2本
Amazonにて2700円で簡単に入手できた
無限エアクリBOXのエアクリーナーはK&N製であることは知っていたが、どうやってメンテナンスすれば良いのかよくわからなかった。
そこで無限のホームページで情報を探したところ、フィルターメンテナンスKIT(品番:90000-YZ0 -5000-99)でエアクリーナーのメンテナンスを行うように書いてあった。
どうやらこれはK&Nから出ているごくごく普通のメンテナンスキットということなので、AmazonでK&Nメンテナンスキットを購入することにした。
お値段は2700円でAmazonプライムで注文翌日に届いた。
届いた箱の中身を見てみると2本の黒いボトルが入っており、どうやら赤キャップがオイルで、もう片方が洗浄液の入ったスプレーであった。
今回は、Amazonで購入したK&Nメンテナンスキットを使って、K&N製エアクリーナーをメンテナンスしてみることにした。
メンテナンス方法@ 湿式エアクリーナーを洗浄液で洗浄する
汚れはエアクリーナーの外側に溜まるので、外側から吹きかける
しばらく待つと汚れが落ちて、下に流れていく
まんべんなくエアクリーナー全体に洗浄スプレーを吹きかける
無限エアクリBOXからK&N製エアクリーナーを取り外すことに無事成功したら、最初にやることは「洗浄」である。
庭に転がっている適当なボウルの上にK&N製エアクリーナーを置き、メンテナンスキットに入っている「洗浄液」を豪快に吹きかける。
どうやらこの洗浄液によって、K&N製エアクリーナー外側表面についたゴミや、湿式フィルター特有のオイルを洗い落とせるようだ。
どれくらい洗浄スプレーを吹きかければ十分なのかよくわからないため、「豪快に」吹きかけることをオススメする。
しばらく待つと、2枚目の画像のように汚れが黒い液体となって下に流れ落ちてくる。
おそらく、これぐらいまで汚れが落ちれば「洗浄完了」だろう。
空気抵抗を減らせ!GRエアロスタビライジングボディーコートによる帯電防止で燃費向上せよ!
メンテナンス方法A 洗浄液を水でエアクリーナー内側から洗い流す→干す
外側の汚れや洗浄液を流したいので、内側から水で流す
しっかり干す
汚れや洗浄液を内側から水で流して、しっかりと乾くまで待つ!
洗浄スプレーによる「洗浄」が十分にできたら、次にやることは「水でよく洗い流す」ことである。
注意点は「エアクリーナー内側から水で洗い流す」くらいである。
エアクリーナー外側に付いている汚れを洗い流したいので、内側から洗浄液もろとも流すのが狙いである。
気が済むまで水で洗い流したら、次にやることは「エアクリーナーの乾燥」である。
今回メンテナンスに取り組んだのが「真夏の昼間」だったため、1~2時間程度で乾いてしまったが、本来は日陰で干すらしい。
私は待っていられなかったので、最短で乾きそうな「真夏の天日干し」をセレクトした。
フィルター部分を触ってみて、水気を感じなければ「乾燥完了」だろう。
メンテナンス方法B 乾いたらピンク色のオイルを吹きかける
K&Nカラーの綺麗なピンク色に!
全体がムラなく「ピンク色」に染まるまでオイルスプレーする
エアクリーナーの乾燥が十分に完了したら、次にやることは「オイル」である。
無限エアクリBOXに使用されているK&N製エアクリーナーは「湿式」であり、K&N製特有のピンク色のオイルによって集塵している。
メンテナンスキットの赤キャップの方がオイルスプレーである。
スプレー状のオイルが付くとベトベトするため、オイルが付いても気にならないような場所でオイルスプレーすることをオススメする。
私は親父が飲んだワインの空きペットボトルを庭で入手し、エアクリーナーが転倒しないように庭に捨ててあった謎のフライパンを下に敷いてオイルスプレーした。
洗浄液は豪快に吹けばとりあえずOKだが、オイルの場合は多くても少なくてもNGである。
ちょこちょこオイルスプレーしていき、およそフィルター部全体にピンク色のオイルが浸透すればOKである。
目安は上の2枚目の画像くらいである。
オイルでベトベトするため、フィルター以外の部分に付着したオイルは庭で入手したタオルで拭き取った。
無限エアクリBOXを初メンテした結果、吸気音が勇ましくなり、エンジンの吹け上がりも好調に!
ついでに無限エアクリBOX内に吸気チューン実施!
K&Nの湿式エアクリーナーは、定期的なメンテナンスで何度でも性能復活できる!
無限エアクリBOXに使用されているK&N製湿式エアクリーナーは、今回のようにメンテナンスを行えば「何度でも再利用できる」のが良いところである。
乾式エアクリーナーは使い捨てだが、湿式エアクリーナーは半永久的に使えるのが個人的にお気に入りである。
今回は無限エアクリBOXのK&N製湿式エアクリーナーをメンテナンスをするついでに、無限エアクリBOX内の吸気チューンも行ってみた。
内容はアルミテープチューンによる「静電気除去」と、
リベンジ!エアクリーナーBOX内のアルミテープチューンで燃費向上せよ!
GRエアロスタビライジングボディーコートによる無限エアクリBOX内の「帯電防止」である。
空気抵抗を減らせ!GRエアロスタビライジングボディーコートによる帯電防止で燃費向上せよ!
この2つのチューニングがどれくらい効いているかは不明だが、今回のメンテナンスによって、愛車S2000は高回転まで気持ちよくエンジンが吹け上がるようになった。
メンテナンスによってエアクリーナーの吸気抵抗が減ったためか、吸気音も明らかに大きくなり、いかにも大量の空気を取りこめれるようになった感触である。
実際にいつものワインディングを走らせてみたところ、高回転でのパワー感やレスポンスはしっかりUPしており、思わずアクセルを踏み込んでしまうほどに愉しくなった。
今回みたく、自分でメンテナンスして愛車のパフォーマンスが復活すると、プロに頼まず「車弄り」として自分でやるのも愉しいものである。
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