真夏の海岸沿いをオープンカーで流すことが「地獄」で、実は冬が一番オープンカーを愉しめる季節なワケ
気軽にオープンカーを愉しみたい人には「ロードスター」!歴代モデルの特徴まとめ!
オープンカーのベストシーズンはいつ?
この質問は実際にオープンカーを所有したことのある人と、まだ所有したことのない人では回答が大きく異なる面白い質問である。
日本は春夏秋冬があり、移ろいゆく季節に対してオープンカーの愉しみ方も変化していくものである。
四季を愉しめる日本という国で、どの季節が最もオープンカーを愉しむことができるのか、気になるところである。
どうせなら最高のシーズンにオープンカーを手に入れ、最高のドライブを楽しみたいものである。
そこで今回は、オープンカーにまだ乗ったことがない人やオープンカーを購入しようか迷っている人に向けて、オープンカーを愉しむ最高のシーズンはいつなのか?
オープンカーの現実をお話しよう。
オープンカーは寒い季節が最高
出典:サル
ズバリ、ベストシーズンは「冬」
この答えを聞いてオープンカーに乗ったことがない人は首を傾げ、こう言うことだろう。
「あんた、頭おかしいんじゃないの? 冬にオープンなんて乗ったら凍死しちゃうでしょ!」
実際私は、こんなニュアンスの言葉を嫁さんに言われたことがある。
そう、普通に考えたら冬なんて最もオープンに乗りたくない季節なのである。
そんな寒い季節にオープンに乗る。これぞ「非日常」なのである。
ただ、これだとただの頭のおかしい人で終わってしまうので、なぜ冬がオープンカーのベストシーズンなのか説明しよう。
オープンカーの醍醐味は非日常を味わうこと、そのために軽自動車との「2台持ち」がオススメな理由とは?
冬のオープンはまるで「露天風呂」
S2000のエアコンパネル周り
真冬の露天風呂を味わおう
文字通り、冬のオープンは露天風呂気分を味わえる。
オープンカーの冷暖房は幌を開けて走ることを想定した作りになっているため、かなり効きが良い。
それに加えて、クローズドボディの車には無い特別なモードがあるのである。
それが「オープンモード」である。
上の画像の〇で示したモードがS2000にはあり、このオープンモードがかなりの優れものである。
通常の冷暖房は顔の辺りと足元、そしてフロントガラスの曇り防止の3パターンの吹き出し口しかない。
しかし、オープンモードにすると、足元に加えて、シフトノブの辺りにある吹き出し口から流れる温風が、腰やひざ周りを集中的に暖めてくれる。
腰から下は強烈な暖房によって暖まり、真冬の冷えた風が頭部を流れる。
これって真冬の露天風呂そのものじゃないだろうか?
オープンカーに乗っている人は一体どんな人なのか?オープンカーは非日常を愉しめる人向けの車
真夏の昼間は地獄
出典:真夏の太陽
オープンカーに乗ったことがある人が口を揃えて言うこと「真夏の昼間は地獄」
オープンカーと言ったら真夏の海岸線をオープンにしてドライブするというイメージがある。
私も例にもれず、オープンカーで真夏の海岸線を走ってみたいという憧れがあった。
実際に真夏の昼間にオープンで走ったことも何度もあるのだが、正直全くオススメできるものではなかった。
なぜ真夏の昼間にオープンはダメなのか、説明しよう。
真夏の昼間にオープン=真夏の昼間に外でイスに座り、直射日光を浴び続けること
これは本当にツライ。確かにオープンカーの冷房はかなり強力なのだが、直射日光を遮るものが一切ない。
直射日光を浴び続けるだけでかなり体力を奪われるし、オープンのままでは熱中症になる危険がある。
「冷房もよく効くし、屋根が開いてて風通しも良いからきっと涼しいはず!」
と思って真夏の昼間にオープンにした私は危うく熱中症になりかけたことがある。
屋根を閉じると直射日光が当たらないわ、冷房の効きは良くなるわで本当に快適だったことを良く思い出す。
真夏の昼間は幌を閉じたまま乗ることを強くオススメする。(笑)
オープンカーの宿命である幌の劣化、あなたが取るべき選択肢は幌の張替えorハードトップ化?
真夏でもオープンエアーを愉しめるオススメの時間帯とは?
出典:夕日
オススメは早朝か日没後
オススメの時間帯は太陽の動きと密接な関りがある。太陽が昇っている昼間はとてもじゃないが、オープンにして乗ってられない。
ではどうすればオープンエアーを愉しめるのか?
そう、太陽がいないときにオープンにすればいいのである。
そういう意味では早朝と日没後は理にかなっている。
なぜ早朝が良いのか
早朝は、太陽がまだ昇ってくる前のわずかな時間であり、時刻にして午前5〜6時くらいである。
このぐらいの時刻だと思いのほか空気が冷たく、オープンエアーを愉しむには最適である。
加えてその時間帯は車通りが少なく、気持ちよく走れるという特典も付いてくる。
なぜ日没後が良いのか
日没後は、太陽が沈み直射日光による攻撃を受けなくなる時間であり、時刻にして午後7時過ぎくらいであろう。
日没後は直射日光もなく、気温もだんだんと下がってくるため、オープンエアーを愉しむことができる。
夏の夜とオープンは開放感が半端なく、かなり気持ちいいのでオススメである。
1年間でS2000に乗る回数はたった24回?セカンドカーはお金持ちの贅沢品で必要性のないものなのか
まとめ
オープンカーを心行くまで愉しもう!
オープンカーのベストシーズン、理解して頂けただろうか?
四季の移ろいを愉しめるのがオープンカーの良いところである。
さあ、今こそ日常にオープンカーを。