新型シビックタイプRで長距離通勤するのはあり?S2000乗りが通勤車としてのシビックタイプRを検討してみた!
愛車S2000はチューニングカーである(S2000をもっと愉しむチューニング)
愛車はS2000 タイプV(AP1-130系)
私の愛車はS2000である。通勤車はワゴンRからアルテッツァに変わったが、休日はセカンドカーである「S2000」に乗る。
ホンダ50周年記念として開発され、市販車としては異常なまでのこだわりを持って世に出された。
S2000のためだけに専用設計されたシャーシ、エンジン、ミッションなどによって、その走りはかのF1を彷彿とさせるレーシングで官能的なものである。
私にとってS2000は単なるスポーツカーではなく、心の拠り所であり、私の魂である。
そこで今回は、アルテッツァからの乗り換え候補として、ホンダのシビックタイプRやシビックe:HEVについての考え方をまとめてみた。
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脱ガンダム化した新型シビックタイプRが気になる!
出典:ホンダシビックタイプR
500万で買えるリセール抜群の4ドアMTスポーツカーもありかも?
私は基本的には「中古車派」で、新車は割高に感じていたタイプの車好き人間である。
しかしながら、MTスポーツカーにおいては新車の方が「安く買える」と強く思う。
ここ最近のコロナ禍で中古車全体が値上がりし、安さが魅力だった中古車の魅力は薄れた。
加えて、日本の旧車スポーツカーも驚くほどの高値で、20年落ちで新車価格以上のプライスも見慣れた景色である。
そんな令和という時代に新車で高性能なスポーツカーが500万〜で手に入る。
それが「シビックタイプR」である。
純ガソリンエンジン最後のタイプRとなれば、リセールバリューも超が付くほど良いのは間違いないだろう。
もちろん、速さも申し分ないだろうし、新車でスポーツカー購入なんて車好きにはたまらない話である。
だが、所帯持ちとなると独身時とは異なり、自分の趣味一辺倒ではなく、家計的な面も考慮した判断が求められる。
その点、買った値段に近い価格で売れる可能性のあるシビックタイプRは非常に悩ましい存在である。
私自身、シビックタイプR購入は大いに悩んだ。
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所帯持ちが維持費の高いMTスポーツカー2台持ちはいかがなものか?
愛車S2000とガレージ
シビックタイプRを「長距離通勤車」として使うのはあり?なし?
車の機能的な面で言えば、シビックタイプRは「S2000セダン」である。
シビックタイプRは走行モードが選べるが、どんなにコンフォート寄りにしてもいわゆる「高級車」的な乗り味にはならないだろう。
乗り味すべてがレーシングなS2000とそう大きくは変わらないし、S2000での長距離通勤はワゴンRのそれよりも遥かに疲れる。
S2000もそうだが、高性能になれば部品の交換スパンも短くなるし、オイルやタイヤ等の消耗部品も高い。
スーパーカーほどではないにせよ、高性能を維持するにはお金が掛かるものである。
そんなランニングコストの高い車で日々の長距離通勤をこなすのは賢い選択ではない。
さらにオートマ限定免許の嫁さんと暮らす私にとって、MTのシビックタイプRはS2000とほぼ同じ「趣味車」の部類である。
もしもS2000を手放す前提であればシビックタイプRは最高の選択肢の1つだが、S2000が無い未来など考えたくない。(笑)
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ATのアルテッツァで1年通勤してみて「MT至上主義」的な考えが変わった
親父から譲ってもらったアルテッツァ(AS200)
通勤車がMTでなければならない理由が見つけられなかった
18歳で免許を取ってから今までS15シルビア、ワゴンR、S2000とすべてMTであり、ATは代車で乗るくらいであった。
ついこの前まで20歳の若者と思っていたが、いつの間にか所帯持ちの30歳になり、高速道路通勤での身の安全についても考えなくてはならないと感じていた。
そんなときに親父から「車を買い替えるから、お前がアルテッツァ乗るなら譲るぞ」と話があった。
そして軽MTのワゴンRからATの直6FRセダンのアルテッツァで通勤することになった。
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時代遅れの4ATは正直イマイチだったが、長距離通勤的な面では不満はなかった。
今まで当たり前のようにやっていたMT特有のクラッチ操作やシフトレバーのガチャガチャもなくなり、コーナー手前でのヒール&トゥもいらなくなった。
MTの車を操る根源的な楽しみはなくなったが、アクセル、ブレーキ、ハンドリング、音楽に集中できるなど、ATには別のベクトルの楽しさがあることがわかった。
私は気付いてしまった。「通勤車がMTでなければならない理由が見当たらないこと」に。
ATはつまらない、MTこそ最高と思っていたが、乗ってみたらMTとは違う良い面がATにはたくさんあった。
趣味車S2000との2台持ち前提での話であるが、私の用途で考えた場合、通勤車はATが最適と素直に思えた。
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新型シビック試乗で「直6FRセダン」信仰が崩れる
ディーラーで試乗させていただいたシビック
今まで私が信じてきたものはなんだったんだ?
新型シビックはデザインが好みで、流麗なファストバックは高速での空力も良さそうである。
先代のシビックハッチバック(FK7)やタイプR(FK8)を試乗していたのもあり、新型シビックは気になる存在だった。
S2000乗りがホンダらしさ全開のシビックハッチバックをバカ正直に試乗レビュー!
シビックタイプRのベースとなる車だから、当然走りは一級品に仕上がっているだろう。
アルテッツァも初代レクサスISとしての生まれもあり、快適性とスポーティーさのバランスが結構好みであった。
直6のスムーズさとFRの素直なハンドリング、3BOXから来るセダンの基本性能の高さは、たとえ20年前の車だとしても現代の車に匹敵すると思っていた。
だが、ものの見事に私の直6FRセダン信仰は打ち砕かれた。
その車がシビックである。
記号としてはアルテッツァに劣る「直4FFハッチバック」のシビックだが、ディーラー駐車場内を軽く転がした時点で明らかな差があった。
認めたくはなかったが、その後もシビックに勝る場面はなく、アルテッツァの完敗であった。
「ガソリンターボのCVT」か「ハイブリッドのe:HEV」通勤車にふさわしいのはどっち?
親父がプレゼントしてくれた本
ガソリンCVTもe:HEVも両方試乗してみた
アルテッツァが完膚なきまでに叩きのめされてからというもの、私の頭の中はシビックでいっぱいであった。
アルテッツァの車検が迫っていることもあり、決断しなくてはならなかった。
そこで「百聞は一見に如かず」ということで、両者を乗り比べてみることにした。
ガソリンターボのCVTでも大いに感動したのだが、e:HEVはさらに凄かった。
コーナリングの軽やかさはガソリンターボの方が良いが、それ以外はe:HEVの方が一回りハイレベルな仕上がりに感じた。
スポーツカーは街乗りの試乗では良さが今一つ伝わらないが、この手の車は街乗りで軽く流すだけで良さがわかるから面白い。
そんなこんなでどっちのシビックを買うかで悩み始めるのであった。
平成の国産スポーツカーは名車揃い!スポーツカー選びに迷ったらこの車を選べ!
私が選んだのは「シビックe:HEV」!
実際の注文書
免許取得から12年、初めて新車を買うことに
今まで新車は高くて買えないと思っていたが、中古車高騰でむしろ適正価格に感じられたのも大きい。
レクサスIS的なスポーティーさと快適さを高度にバランスさせたセダン車が欲しかったのだが、近年のSUV人気もあり、そういう優れた車が少ない。
見た目、走り、実用性、低ランニングコストを満たすスペシャルな車は新車、中古車を含めてもシビックe:HEVの他に見当たらなかった。
8月にシビックe:HEVを注文し、街中でシビックを見る度に「俺のシビックまだか〜」と思いながら12月の納車を待っている。
シビックタイプRも大いに悩んだが、シビックe:HEVを選んで正解だったと思う。
今は人生初の新車が納車されるのがとても楽しみだ!
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